2018年4月27日金曜日

「タバコの残り香」

426 WakuWaku 担当 土井
稽古のための台本11ページが出来ました。しかしこれは公演に向かう台本です。題名は「タバコの残り香」。
先週、各教師の教育方針や考え方を想像し、全員登場する場面(山田君の処分をどうするか)を考えるという宿題が出ました。皆さんの考えてきたことは是非発表していただきたいので、台本とは別にご自分の考えも温めておいて下さい。

しりとりゲーム、発声練習のあと、台本配布。各自黙読をした後、輪になって一文ずつ順番に読み合わせします。11頁は結構時間がかかるものでした。

休憩を挟み、配役を言い渡され、立ち稽古に入ります。
それぞれのキャラクターは、初めから分かりやすい役と段々とわかってくる役があります。ふとした相手役の動きや台詞でキャラクターが暗示されるものもあります。
座っているだけにならないように、動きを作り、舞台を広く使いましょう。舞台は中学校の保健室です。
客席側に窓があり、奥は廊下。入れ替わり立ち代わり教師達が出入りします。保健室なのでベッドもあります。舞台をイメージして立ち位置など考えましょう。来週、再来週とWakuWakuは大型連休。ご自分の「役」を膨らませてみませんか?




2018年4月24日火曜日

執筆の終わり。

2018年4月24日 そよ風ペダル 担当:梶川

はい、脚本執筆が終わりました。
広げた風呂敷は広がったままですが、確かに幕は引かれるべくして引かれました。
不条理演劇やコントやいろいろ書いていましたが、外れてはいなかったように思いますが、いかがでしょう。
作品の仕掛けとしての面白みは脚本サイドのこととして、みなさんは演技としてのその時のやりとりをどう扱うかでコントになれるかどうかが決まってくるように思います。
とにもかくにも終わり方について面白がってアイデアを出しているのを見て、なんだか楽しんで創作していけそうな予感がしました。

執筆のはじまり。

2018年4月24日 恍惚一座 担当:梶川

脚本執筆が本格化しました。
10ページ配布され、登場人物が全員出て役柄の物語の中での目的がほんのりわかるかという紹介までのシーン。
まだ大きな事件は起こっていない模様。
読み合わせを二回しまして、後半で登場退場の場所を仮に決めて立ち稽古を進めていきます。
前回のプロット表では18シーンで今のところ6シーン。
なかなか展開のはやい作品です。
みんながメイン役だけでなくその他の役柄も兼任しているので衣装替えがわかりやすく大変そうです。
場所もどんどん変わっていって。
これだけとると少し映像的ですね。
ただ映像なら簡単なのにということで、これをどう工夫するかが舞台の面白みでもあるわけです。
そもそも物語の構造が込み入っていて、それがどう伝えるかの方が大事ですね。
何にせよ、スタートです。

2018年4月20日金曜日

キャラクターと関係性

419 WakuWaku 担当 土井
久しぶりに全員が揃いました。
「しりとり」では、順番が不規則になり難しさ倍増。言葉を準備せず瞬発力で反応するように。
ハミングで身体の振動を感じる事から発声練習が始まります。最後に腹筋を使いスタッカートで鋭い発声を。発声練習はひとつずつ目的を確認しながらやる事が大切です。今年は普通に喋っている声が客席に届くことを公演までの目的に。ある程度の負荷をかけることも必要です。

今日は2組に分かれ即興の作品を作りました。
舞台は中学校の教師が集まる部屋。約束は「人の出入りを作ること」です。

最初のグループは学内禁煙なのに煙草を吸う先生がいて、掃除のおばちゃんや音楽の先生が彼女に絡みます。
もう一つは問題児の山田くんを巡って4人の教師達が議論します。
5分程度の予定でしたが双方共10分以上になりました。
終わってから、振り返りと意見交換を行い、次週に引き継ぎぐことに。
それぞれのキャラクターをはっきりさせる事で関係性が出てきます。各教師に教育方針や考え方が必ずあるはず。補導されたという情報に心が動くと、舞台の空気も変わります。
来週、完成度を高め、他に全員登場する場面も作ります。その場面では煙草も絡めて、山田くんの処分について話し合うことになりました。それぞれが考えてきて意見を摺り合わせましょう。



2018年4月17日火曜日

少人数制劇場。

2018年4月17日 そよ風ペダル 担当:梶川

今日はいろいろな用事が皆さんにあって、参加人数が4人でした。
少ない人数の日に限って、登場人物が増えていくシーンが配られて。
そうです、登場人物が増えました。
二人一役が揃いました。
そうです、同じ役をやっている二人が対面して、舞台上に倍の人数の役者さんが。
筒井さん曰く、もうすぐ終わるとのこと。
確かに会議が始まりつつあるわけですが、終わるのでしょうか。
来週には書き上がるとのこと。
とりあえずは今日はランタイムも知りたいので、後半を通し稽古しました。
4人での濃密な稽古となりました。

全体を見通す。

2018年4月17日 恍惚一座 担当:梶川

今日は追加脚本はありません。
代わりに3ページ分のあらすじというか、どんなシーンがあるのかが説明された構成表が配られました。
なかなか込み入ったお話になってまいりました。
話の筋が3つくらいありまして、それが絡まり合って最後の大円団。
やっとパーツがつながってきた感じです。
設定の変わった役柄もいて、脚本もないので今日の稽古は書かれたシーンをこんな感じでという要望が山口さんからあった上で即興で演じてみました。
それを見て脚本執筆のアイデアにしていきます。
まだ足りないパーツもある気がしますが、まずは作品の方向が見えてきて、面白い方に進んでいると思います。
いよいよ作品創作、スタートです。

2018年4月10日火曜日

淡々と。

2018年4月10日 そよ風ペダル 担当:梶川

ラストが見え隠れし始めました。
まずはついに机が並び会議の準備ができました。
そして途中でセリフなく登場した人物がふらりと再登場。
並べた椅子の数は出演者の人数と同じです。
最後は全員参加になりますかね。
二人一役の話いついても触れています。
なかなかややこしい話になっています。
喋っていることに意味はないのですが、ただおかしみを表しています。
役者さんに求められるのは、淡々とこれが普通のやり取りなのだと日常なのだと言うつもりで演じること。
笑ってもらおうと楽しげに笑わせにかかると脚本のおかしみが半減してしまいます。
ややこしさにこだわらずに演じていくのがいいように思いました。

場の空気という関係。

2018年4月10日  恍惚一座 担当:梶川

ブログの先頭にもなっておりますが、ただいま恍惚一座では次回公演への出演募集をしています。
この募集を見られて、今日は稽古場に見学が来られました。
今日の稽古はまだ登場していない役柄の人となりがわかるシーン。
昭和歌謡三人娘とプロデューサーの出会いのシーンでした。
普段どおり稽古しましょうとなっても、どこかしらいつもとは違う空気になります。
この空気の違いが興味深いです。
例えば舞台上に新たな役柄が登場すると、場の空気が変わります。
というか演技として変える必要があります。
変えようとすると不自然になるし、変えないと変わらない。
場の空気を変えるとはこういうことかと思い至ったわけです。
場の空気と言いつつも、つまりは人間の関係性なのでしょう。
人間ということで、そろそろ配役を決めて人が見えた上で執筆がしたいと山口さんから。
役柄に関してのアンケートをとりました。
来週は配役発表です。

2018年4月6日金曜日

隠された目的

45 WakuWaku 担当 土井
しりとりゲームの後、様々な声で発声練習。最も低い音、一番出しやすい音、地声で出る最も高い音、裏声と。こういう声、稽古の場でなければ出せません。

今日の即興は、初めに「相手に同調する」
ひとりが何かについて語ると、相手はそれに同調します。
同調にも度合いの違いがあり、肯定の仕方も一様ではありません。あまりよく知らない話題に同調する場合「そうなんですかー!知らなかったです。」という言い方もありますね。こう言われると嬉しいものです。
次は反対に「全てに反論」
話題が双方興味がある事だと、お互い否定しているのに会話自体は盛り上がります。
そして、「全く反応しない」
反応しない相手に対しどれだけ話し続けられるのは個人差があります。相槌は、言葉の意味がなくても会話に於ける大変重要な要素である事がわかります。

休憩後、「裏にある本当の目的」を直接ではなく、別の方法で達成させるというエチュードを行いました。
目的が密かに設定され、二人が何について話すかは見ている者が決めます。
直接に言わないがゆえの心情が態度に滲み出てきます。
「出て行ってもらう」では、相手と悪い関係になりたくない為に思いと反対の言葉をかけてしまいます。そうです、よくある事です。
「綺麗だと言ってもらう」では、「いいですねぇ」とは何度も言うのに目的の言葉は言ってもらえません。
そういう時は目的に一直線にならず他に方法はないか考えてみましょう。例えば、具体的な事を示す、敢えて反対の事を言ってみる、相手を褒めるとか。
「再婚したいと言わす」
一方的に語りすぎずに相手との関係を作りましょう。
回り道が芝居を面白くします。
なぜその言葉を欲しいのか?「根拠」を考えるといいですね。











2018年4月3日火曜日

二人一役の真意。

2018年4月3日 そよ風ペダル 担当:梶川

毎回アップの最後に一声合わせていますが、ここ最近はお休みの方もいて人数が少なく合いにくいなという印象でしたが、今日は気持ちよく合いました。
さて、追加脚本ありまして、同じ役が退場して戻ってきたら別の人になっているということに関して触れているセリフが出てきました。
としつつ、稽古自体は追加シーンを一度確認したあとここまでの上演時間を知るためにも最初から通しての稽古となりました。
通し後には感想とともに、やはり一役二人のことについて。
別人だと思っていた役柄が実は繋がっていて、でも人は違いつまりはビジュアルが違う。
そこには演劇の嘘が作用しています。
それは演劇のルールと言い換えてもいいと思いますが、そのルールもラストに向けてだんだんと複雑になっていきそうです。
この複雑さがお客様にとってどのように受け止められるか。
そこは一種の実験として、しかし役者さんに求められるのはそこではないと。
そこは脚本家であり演出家の筒井さんの範疇で。
みなさんは脚本の中にあるユーモア、コント性を
表現すること。
つまりはお客様を笑わせること。
高いハードルですね。
作り込んでいきましょう。

マルサの女。

2018年4月3日 恍惚一座 担当:梶川

次回公演の予定は秋に高槻現代劇場ですが、去年からの劇団員の方の下準備によって、もしかすると他都市での単独公演がおこなわれるかもしれません。
まだどうなるかわかりませんが、今月中に検討して決めたいところです。
さておき、脚本創作は進みます。
今日は役どころと人物相関図が更新されました。
前回からいなくなったキャラクター、増えたキャラクターといるわけで。
増えたキャラクターとして通称マルサの女がいます。
例の映画ですね。
脱税を調べます。
今日はマルサの女の登場と舞台である老人ホームの風景、及び老人ホームの経営者の奥さんの設定が出てくるシーンでした。
また今回は1960年代の昭和歌謡を取り上げます。
課題曲が設定されていて、歌唱テストもされます。
いろいろ盛りだくさんな作品になりそうです。