2018年3月2日金曜日

徐々に場面が膨らむ

31 WakuWaku 担当 土井
春の嵐が吹き体調を壊されたり、他の予定が入ったりで今日は4名に。しり取り、発声練習の後、先週に引き続き「場面を作る」です。決まりごとが無いほど即興は難しくなります。

最初に「ストーリーなしで、此処は何処で2人はどんな関係か?」だけを決め即興を行います。そして徐々に設定を加えていきます。

旅行の話をする友人達。
自由に喋っていいので身体も自由に動きます。そこに
「仲間と一緒に行く旅行の行き先を決める」というミッションが入りました。自分の核になる意見が出来ると会話が締まって来ます。そして一方が「海外旅行に行った事が無い」とわかり他方は相手をバカにし始めます。対等な関係が崩れ、気まずさが生まれます。
そんな事で相手をバカにするのは自分の本心ではないのですが「空気を変える」という事を意識し、敢えてやる事で当たり障りのない会話がドラマに変わって来ました。

バスの中で出会ったご近所同士のやり取りです。
「バスの中(公共の場)」という設定をより意識するようにと言われ、声の感じがリアルになり、周りを憚るリアクションも生まれました。前より仲良く見えます。話題が変わる時の「間」もリアルです。

そして「今朝の体験談」を「今体験している状態」で演じる事になりました。昨日の風で散乱した庭を片付けているところに通りかかるご近所さん。
「手伝うという申し出を一度断るが、手伝ってもらう事になる」ことにします。
共同作業する事で舞台の絵も変わり、言葉がなくても身体で会話している感情が生まれます。

ラストは4人で、人を馬鹿にする、攻撃する、通常のバランスを壊す、という目的で会話を始めました。
レストランでなかなか料理が出てこない設定です。
普段言わない事を演技では言えます。店を批判しても中々メンバーを攻撃するまでは行かなかったようです。
「1人が一度はけ、空気を変える」設定で次回に引き継ぎますので、覚えていて下さい。