2018年1月26日金曜日

台詞のない部分に

125 WakuWaku 担当 土井
寒いのでよく身体を動かしてから声を出します。
滑舌の稽古として、「ア・エ・アン」。舌を思い切りのばし「エ」、口の筋肉も柔らかくなりました。続いて「アメンボあかいな」を。

戯曲は161ページから162ページ。延ぶと初江が校長にストライキを止めるよう言われます。
テキストを解析、分析し、話し合いながらの稽古です。

「台詞のない部分」この中にこそ、それぞれの感情が想起されるものが沢山含まれています。

校長の言葉は柔らかいけど、相手に付けいる隙を与えません、2人を「見ずに喋る」というのも上から目線です。

2人が、校長に真向から立ち向かわないことで、「気持ちの強さを表に出さず隠す」という、対面するのとは違うニュアンスが出ます。台詞も初めは抑え、最後に「お言葉ですが」で強くすることで引き立ち、校長を怒鳴らす結果になります。

校長がドロップを取り出して引込める、着席を勧め、立って窓を開ける、2人が席に着く・・・心の中がどのように動き身体が動くのでしょうか?
3人のステータスも興味深いものがあります。校長は延ぶだけが大事なのであり、初江は問題にしていない、それに対して初江は?1ページちょっとの間に想像できることは沢山あります。