2017年12月8日金曜日

公演を終えて

127 WakuWaku 担当 土井
公演から1ヶ月、稽古再開です。
久しぶりに、「人間知恵の輪」、「ビンバンボイ〜ン」で身体を暖め解します。そして「大きな栗の木の下で」をちょっと意地悪な指揮に従ってリレーで歌います。これは、身構えて動くのではなく、指示される変化に素直に対応する訓練です。
身体を暖めた後は、静かに内に篭り、「蜂蜜を体にかける」動きを。蜂蜜が垂れる感覚、ネトネトした甘さなど、十分に感じてみましょう。


そして発声練習へ。身体をポンプにして充分深呼吸した後、ハミングで空気の振動、自分の身体の振動を感じながらハミングから発声へと進みます。周りの人の声も感じて応じます。訓練を積むと空間、ベクトルを意識して声を出せるようになります。

後半は、「『遠くに街がみえる』の公演を終えて」、というテーマで2人ずつフリートーキング。重なる部分もありますが、項目別に記してみました。

本番では・・・
感情が入って台詞が出なくなった。ウケると思うところでウケず、意外なところでウケた。役をもらった時は出来るか不安だったが、やって自信が出た。先生の期待を裏切ったのではないかと、いつになく過ぎたことを悩んだ。敢えて2回同じ台詞を言っているのかどうか観客の捉え方はわからないが非常にウケていた。舞台上で助けあう事で、いい人間関係を作ることが出来た。

稽古を通して・・・
忙しかったが充実した時間だった。充実して楽しかった。稽古時間が少なく不安だった事がキツかった。
自分の事で精一杯で殺気立ち、チームワークが最後までできなかった。自主練で殺気立った。ダメ出しの後もう一度やりたかった。ダメ出しが無い所は非常に悩んだ。

観に来てくれた方から・・・
来年も呼んでほしい、声かけて欲しいと言われた。内容がわかった、面白かったと言われた。いい話だと言われた。鬘をかぶろうと貴方は貴方と言われた。台本を渡されて理解できるまで時間がかかったのに、1回公演を見たお客様は内容をよくわかってくれた。

衣装等・・・
着替えが大変だった。着替える服を上演中に袖から袖にちゃんと移動できるか心配もあった。衣装のためにダイエットしたが、本番(体力が?)落ちすぎた。


そして・・・
(この台本で)他の役もやってみたい。3回とも満足はいかなかったので、もう一回やりたい。詰めて行ってもう一度やりたい。
役は好きになったがある部分消化できなかった。自分より10年下の世代の高校2年生を演じるのは難しかった。
日常と違う役をやりたい。来年はもうちょっと違う自分を見せたい。WakuWakuで進化したい。

「殺気立った」という意見が複数あったので、どうしたら殺気立たずに居られるかを話しあいました。稽古を録音して、先生の言われた事をもう一度ちゃんと聞いてみる。動きの段取りを守る。他の人へのダメ出しを自分にフィールドバックしてみる。等等。


人生いつもこれからです。またスタートできます。生きて行きましょう。『遠くに街がみえる』のテーマのように、また新たに歩んで行きましょう。「もう一回、この芝居をやりたい、違う役でやってみたい、もっと詰めてやってみたい」という感想、とても頼もしく思いました。実現したらいいですね。