2017年12月22日金曜日

イメージを擦りあわせる

1221 WakuWaku 担当 土井

輪になり、「変形ビン バン ボイーン」を。変形は却って難しいものです。

発声練習では、鼻、口、喉、続いて、胸 、おでこ、頭頂部に手を当て、その振動を感じます。頭頂部に意識が集まると「頭のてっぺんから出る」という声になるのですね。
声を自分の後ろに向かってかけてみます。前にかけた時との違いは、どうでした?




前回の続きのワークを。
まず1人で。「頭で考えず、イメージが沸くのを待ち、従う」
今日、感じたことは・・・。

階段を降りて行ったら海が見えました。怪しい船が見え身体が寒くなります。

壁を見ていたら竜巻に見えてきました。怯えて逃げます。

犬が見えてきました。そして川が見え、其処は河川敷、ボールが飛んできます。

森で道に迷い、蹴つまずきそうになります。まだ明るくそんなに不安ではありません。

お母さんから聞いた話を思い出しました。戦後、大陸からの引き揚げ船の中。私は母の胎内にいます・・・(お母様からのお話はどれも貴重なお話だと思います。大切にして是非これからも記録し残してください)

ただ其処で「生きる」。行動することによって絵が見えても来ます。そして感じたことは見ている方に伝わります。

次に2人で。お互いのイメージを擦り合わせます。
必要ならちょっとだけ喋ってもいいことにします。
知らない人に話しかけるトーンやきっかけに無理がないように。

動きでそこは神妙な場所に。お墓詣りです。
「擦りあわせる」のと、「合わせる」の違い・・・相手を追い過ぎてしまったかもしれません。



エレベーターの中。立てた人差し指でピンときました。相手が遠くにいたので、
どう引き寄せるのかと心配でした。
エレベーターは皆が同じ方向をむく特異な場所。密室で話が途切れる気まずさを感じます。


電車のホーム、20分待たなければならない事になりました。
自分から場所(乗り物の中)を特定する動きをしていいのかどうか、躊躇してしまいました。実は相手も乗り物を待っていたのに・・・
20分・・・時間を早送りせずに、リアルな時間を生きましょう。

最後に全員で「病院の待合室」
背中合わせになったベンチ2つと離れたベンチ。何処に座りますか?
2番目の人が1番目の人のすぐ横にすわり、3番目の人がまたその隣、4番目の人はその裏側、5番目でようやく離れる結果に。予想を裏切られる結果は面白いです。

芝居では、普通言わないことを言わなくてはいけませんが、普段自分ならどうするかをまず考えてみた上で、自分とは違う役を生き、言葉を発します。

冬休みの宿題、ひとつは先週の体操、1,2,3,4,5,6,7,8まで!

もうひとつは、戯曲「見よ、飛行機の髙く飛べるを」(作:永井愛)を読んで感想を書くことです。多くの登場人物の名前をいちいち確認などせず、どんどん読み進むのがコツと、先生からのアドバイスです。さて、なかなか忙しい年末になりますね!良いお年をお迎えください。