2017年12月5日火曜日

気を分ける、気が分かる。

12月5日 恍惚一座 担当:梶川

今日は声のことから。
発声をおこないました。
作らないで声を出すことを知ります。
現代演劇、会話劇においては普段しゃべっているときの声の延長に必要な発声があります。
普段の声のまま広がりのある声、直線的な声、後ろへ向かう声と方向を変えることを味わいます。
声のレパートリーが広がっていくことを目指したいところです。
今日はシーンごとにキャラクターの演技ではなく、全体の流れやテンポについて考察していきます。
つまりは雰囲気づくりです。
雰囲気って何でしょう。
英語ならばムード、漢字に注目するなら雰に気配や気分、周囲という囲みに気。
普段使わない雰と使うけれども概念的で曖昧な気。
辞書で調べるなら以下のように出てきます。
その場やそこにいる人たちが自然に作り出している気分。また、ある人が周囲に感じさせる特別な気分。
気分ですね。
気を分ける。
雰は雨冠に分。
分。
分の八には左右にわけるで刀はわける道具。
分には別々にバラバラにするという意味があると。
気をバラバラにしていくことだと。
気が何かを保留にしたままなので結論は出ないのですが、自分という一つのものをどうバラバラにするかかなとか。
分を使って分かるとなるのも、また興味深いです。
とりとめない話になってしまいましたが、まあシーンのムードを作る稽古をしましたと。
ムードを入り口にしてキャラクターや演技にふみこんでいきましょう。