2017年11月21日火曜日

呼吸をしている、立っている。

11月21日 恍惚一座 担当:梶川

脚本がほぼ仕上がりました。
あと2ページほどで完成とのことです。
アップとしてマルチタスクの運動と椅子取りゲームを。
椅子取りゲームは鬼が近くに来るとワタワタしますが、実は遠くにいる間に何をするかが盛り上がる秘訣で。
つまりは俯瞰した状態でゲームに参加すること。
鬼が演劇におけるセリフだとして、セリフを喋っている人がワタワタとしておるわけですが、作品の豊かさを補完するのはセリフがない俯瞰している人がどうシーンに参加するか。
そのようなことも考えながらのアップでした。
ふつうに脚本を読み合わせまして、休憩。
再開後に簡単な演劇史について。
神に捧げる演技から日常を描く人間に向けての演技へという話。
そんなこともありながら先週同様、2幕3幕を全員でテンポを共有しながらの読み合わせです。
事件というか、ストーリーよりも日常的な会話をいかに豊かに表現できるか。
それはいかに人間そのものをそのままに表現できるか。
その足がかりとしてのテンポです。
今回は特に、舞台で生きているかどうかが問われます。
舞台で呼吸し生きる。
そこにただ立つ。
こだわりましょう。