2017年11月14日火曜日

作品のテンポをつかむ。

11月14日 恍惚一座 担当:梶川

マルチタスクのワークをしました。
真ん中にいる人を三人で囲んで、目の前の人の動きを真似、右手から簡単な算数の質問、左手からプライベートな質問。
それが同時に真似つつ問いかけに答えるというマルチタスクです。
案外真ん中でけでなく、周りの三人もひっきりなしに動き質問するのは少し難しいです。
プチ聖徳太子ワークですね。

今回の作品は三本の短編をゆるやかに関係付ける連続短編オムニバスです。
三幕では場所は違いますが、同じ時間を共有します。
今日は一幕目の脚本が配布されました。
役柄を決めないで台詞一つずつを順番に人を変えて回し読みします。
キャラクターがどうこうではなく、台詞をテンポよくまわすことに重点を置いての読み合わせということです。
家で脚本を読む時にもいちいち誰が喋った台詞かということを意識してしまうと、台詞のやりとりのテンポがわからなくなります。
台詞だけを流し読んで作品に流れるテンポを掴んでいきたいと。
テンポということを知るために、カエルの歌を単語で区切ってみんなで回します。
歌自体にテンポやリズムがあるので、外れるとよくわかります。
テンポとともにコントロールできない場に自分を晒すということで、ワンワードというワークをしました。
桃太郎の話を単語ひとつずつでみんなで回していきます。
だんだんと本筋とそれながら、でもテンポを崩さないように反射で単語を出していきます。
そうやってテンポを意識した上でもう一度役柄関係無しで読み合わせ。
読み合わせの時間が短くなった気がします。
テンポが良くなった証拠ですね。
作品のテンポを掴んでいきましょう。