2017年10月19日木曜日

余分な情報は削ぐ

1019 Wakuwaku 担当 土井
隣室のご利用者さんより、「大ゲンカしてるようですけど」と心配される程臨場感が出てきました。
引き続き「遠藤の訪問」からクライマックスまで、シーン毎の抜き稽古です。

遠藤は余分な情報やニュアンスを削ぎます。まばたきや身体の揺れにも注意。
栞はコミュニケーションを遮断し相手を拒絶、これは貞子に対してもそうです。
貞子は相手の変化を細かくみて対応します。
3人が会話しながら後ろを通りますが見せたいのは後ろではなく、前の2人。
後にも、たわいもない会話で縁子と浩子が登場する場面がありますが大事なのは前にいる人達です。

深夜の場面、貞子は物思いに耽っている様子を見られてしまったバツの悪さを。
好美は「脱力」を。身体の脱力感は台詞にも現れます。
芝居が流れつつ、年代が変わります。
亜希は言葉の「芯」を取ることを。芯は無いが実感はあり自分自身の苦悩を削いでいます。ここでも、余分な情報を与える、視線の動きは避けて。

パーティ準備、竜二は「ため息」で自己アピール。聞き取りにくい言葉が目立ちます。他の方も気をつけなくてはいけない事です。
菊江は竜二に笑い声で対応、縁子にも対しても「余裕」があります。
浩子が縁子を覗き込む動作も余計。
激しい言い合いは、
間の有る無しでよりリアルに。
縁子は段取りではなく、流れの中で動いて下さい。
遠藤は、台詞の入りの部分が大切、相手の台詞に食らいつきます。

本稽古の後は自主稽古。先生のダメ出しを踏まえ、お互いに指摘しあいながら稽古が進みます。明日も自主稽古ですね。
来週は通し、頑張りましょう!