2017年10月31日火曜日

最終調整。

10月31日 そよ風ペダル担当:梶川

本番前の最終稽古です。
久しぶりの高槻現代劇場。
会場である305号室ではWakuWakuさんが稽古されています。
そよ風ペダルは306号室で稽古。
通しをして細かいところを修正していきました。
台詞も入り、いよいよ完成に近づいています。
次は小屋入りして実際の舞台で作品を更新していきます。
日曜、月曜の本番です。
会場でお待ちしております。

2017年10月27日金曜日

音を入れて通し

1026 Wakuwaku 担当 土井
今日は本稽古の最終日です。抜き稽古の後、照明、音響スタッフさんの前で音を入れての通しでした。

稽古の前、暗転時のはけについて質問が出ます。
本番では狭い場所で待機し、着替えなければなりません。その稽古に306号室の倉庫を利用。

クリスマスシーン。小道具が追加され、その段取を練習。そしてエピローグシーンを抜き稽古し、155分から通しが始まりました。

幕と幕の間に音楽が入る事でとグッと臨場感が出てきます。

台詞が、23往復飛んだ所もありましたが、何とか不自然にならずそのまま進みました。
表情の工夫により場面が繋がっています。
割と中央で見ていた私の位置から、顔が髪に隠れて 見えない人もいました。椅子に座っての会話は少し斜めに座ったらどうでしょう?

小道具が二度投げられました。雑巾、書き損じの紙。雑巾ははけるのを忘れていたからでしょうか?
紙くずは会話している相手に投げてるようで不自然さが。観ている方は舞台の上のモノにより目がいきます。
皆の感情が高ぶったところで台詞が出て来ず盛り下がるのは残念でした。

1634分に終わり。
同世代の私、エンディングの音楽にその頃を思い出し、浸ってしまいました。

駄目出しは明日。
稽古で決めた事が稽古では出来たのに通しでは出来ていません。台本のメモを見直して再確認して下さい。そして台詞を身体に染み込ませましょう。













2017年10月26日木曜日

久しぶりの本練習。

10月24日 そよ風ペダル 担当:梶川

自主練習を続けまして、久しぶりの本練習となります。
筒井さんがドイツに行かれていたのでしばらくお休みだったのです。
そして、今日はスタッフさんが来ての通し稽古。
来週は現代劇場での最終稽古。
筒井さん合流して、怒涛の追い込み創作です。
前回の通しでははじめて脚本をはずして、プロンプいれて、セリフが飛んだり詰まったりいろいろでしたが。
自主練習でとことん通した成果か、滞りなく流れていきました。
キャラクターも見え始めて、あとはもう少しテンポを意識して。
というか、やはりまだ少しセリフがうろ覚えなので、視線が泳いだりします。
まずは視線を定めて、ためにもっとセリフを覚える必要が。
覚えるというよりも何度かセリフまわしをみんなでしないといけないのかもしれません。
来週の最終稽古前に土曜日に自主練習があります。
さらなるブラッシュアップをしていきましょう。

2017年10月19日木曜日

余分な情報は削ぐ

1019 Wakuwaku 担当 土井
隣室のご利用者さんより、「大ゲンカしてるようですけど」と心配される程臨場感が出てきました。
引き続き「遠藤の訪問」からクライマックスまで、シーン毎の抜き稽古です。

遠藤は余分な情報やニュアンスを削ぎます。まばたきや身体の揺れにも注意。
栞はコミュニケーションを遮断し相手を拒絶、これは貞子に対してもそうです。
貞子は相手の変化を細かくみて対応します。
3人が会話しながら後ろを通りますが見せたいのは後ろではなく、前の2人。
後にも、たわいもない会話で縁子と浩子が登場する場面がありますが大事なのは前にいる人達です。

深夜の場面、貞子は物思いに耽っている様子を見られてしまったバツの悪さを。
好美は「脱力」を。身体の脱力感は台詞にも現れます。
芝居が流れつつ、年代が変わります。
亜希は言葉の「芯」を取ることを。芯は無いが実感はあり自分自身の苦悩を削いでいます。ここでも、余分な情報を与える、視線の動きは避けて。

パーティ準備、竜二は「ため息」で自己アピール。聞き取りにくい言葉が目立ちます。他の方も気をつけなくてはいけない事です。
菊江は竜二に笑い声で対応、縁子にも対しても「余裕」があります。
浩子が縁子を覗き込む動作も余計。
激しい言い合いは、
間の有る無しでよりリアルに。
縁子は段取りではなく、流れの中で動いて下さい。
遠藤は、台詞の入りの部分が大切、相手の台詞に食らいつきます。

本稽古の後は自主稽古。先生のダメ出しを踏まえ、お互いに指摘しあいながら稽古が進みます。明日も自主稽古ですね。
来週は通し、頑張りましょう!







2017年10月12日木曜日

圧をかける身体

1012日 WakuWaku 担当 土井
衣装やヘアーもグレードアップ。好美の変身ぶりに感嘆の声が上がりました。
今日からは芝居の流れがわかるように場面ごとに通した後、指示をいただきます。

I幕。縁子と田所。芝居がスムーズに流れる工夫をしましょう。
縁子は「話題が変わる」という自覚を持ちます。
田所の口ごもりは年の計算ではなく失礼な事を言った後悔です。
2人の建物に対する感覚は違います。
「難しい事だ」と思いこむと本当に出来なくなるので、注意しましょう。

2幕前半
縁子一人になり、懐かしい思いをモノに触れることで表します。机の下では観客に顔がわかるように。
竜二の恫喝、笑いながらも怒気があります。声量がありテンションが高い状態です。間を充分とって。
亜希の機嫌悪さに対して焦りと熱意を持ちなだらかに台詞を繋げます。
亜希は親しみを込めた意地悪が小悪魔的に見えるのですが、そこは素直に。
好美 は竜二に近づき圧をかけ、次に離れて話す事でメリハリが出ます。
今度は竜二の縁子への圧、移動距離が多い方が詰め寄られる圧は高いのです。
相手に言う台詞と自分に問う言葉を区別して。
竜二の問いに縁子の言葉は肯定ですが、音が否定しています。

2幕後半
竜二も怯える勢いで貞子が登場。
菊江は愛情ゆえの厳しさで縁子に詰め寄ります。そして生まれて初めて粗野な言葉をかけられたショックで倒れこみます。

貞子がお茶をすすめる台詞が一言増え、より自然になりました。
「入寮の手続き」が出るまでの「沈黙」。思う事は?
貞子に呼び止められた栞の対応が良くなっています。
菊江は貞子に対して湿っぽい話し方にならないよう。
「責任を取る」と言う貞子の決意の「間」があります。

3
小道具のコンビニ袋のカサカサ音が気になるようですね。
「寮長!」のかけ声の流れを今一度確認しましょう。
浩子、0.1秒の変な間に注意です。
盛り上がりの後の落着きの後、空気が変わります。
うーん(うちにこもる)とえーっ(答えを探す)のニュアンスの違いに気をつけましょう。
稽古の後は自主稽古で、今言われた事を試しておられると思います。



  








2017年10月6日金曜日

一進一退

105 WakuWaku 担当 土井
今日は音響さん、照明さんが来られ、衣装を着けての通しです。

通しの前に、変更箇所を抜き稽古。
亜希と好美の夜中の会話に台詞が追加されました。暗闇の中で佇む亜希、動きにも変化が。

そしてクリスマスパーティーでの菊江と竜二の会話にも台詞が追加しました。菊江は竜二の捨てた紙屑を拾います。作業の手を止めて、物思いに耽り、それまでの会話との雰囲気の違いを出します。

155分より通しを開始し16時32分終了。
「一進一退」です。
芝居のむずかしくもあり面白くもあるところ、一度出来た事をしっかりと身につける為、個々人で台本を読み確認しましょう。其々のキャラクターについては、今日も同じ事を言われました。なかなか言われる通りには出来ないかもしれませんが、常に意識する事は大事です。

衣装は、1975年の場面は学生らしいものを、という指示がありました。(ちょっと楽しみです!)
皆さん台詞の無いところでシーンを繋げることができるようになって来ています。

田所は、動作と台詞がスムーズに両立するよう更に頑張りましょう。難しい「間」、心の中では何が起こっているでしょう?

竜二、自分の目的を達成したいという感情を表して下さい。

貞子は菊江が倒れたことに反応して動きます。
縁子はお茶のセットをはけることになりました。

同窓会の3人。明るく、動作はよりわかりやすく。今日はスーパーの袋が多くテーブルの上の手の動きなど見えにくかったですね。

遠藤、役人らしさがよく出ていました。栞の間合いも良かったです。

バックの笑い声は、一瞬の沈黙を効かせた後にしましょう。

貞子、栞への叱りには、強い意志があります。

夜の声での会話。けれどしっかりと届く声です。
亜希は人が期待する自分のイメージに応えられません。

クリスマス、栞は過剰にハイな状態で作業しています。
菊江は歌わず、そして時々台詞が暗くならないよう。

貞子は、ただならない状況を好美を呼びに行かせる一言で表します。

亜希の叫びは女性らしい声になりました。
貞子、ひざまづく動作、大変ですが宜しくです。

亜希の泣きが少し落ち着いた後の遠藤の台詞。学生と遠藤との感情の押し引きがあります。
亜希を引き止めたい竜二の台詞。
自分の意思をやっと言おうとする縁子を遮断する菊江。

ラスト。皆の退場を縁子はゆっくり見送ってから、携帯を取り出します。
栞は竜二の近くに寄ります。
縁子の台詞を待たず、皆は集団で帰ります。希望に向かって。