2017年9月8日金曜日

癖を直すという課題

97 WakuWaku 担当 土井
今日は縁子と田所の2名がお休み。
2幕から4幕までの止め稽古となりました。

机の下に隠れている縁子の存在を竜二はしっかりと認識して下さい。焦らずに。

竜二と亜希。相手の状態を確認して、動いた心を利用し会話します。動きと台詞が連動するようになります。

退場する亜希と好美の出会い、タイミングは早すぎず遅すぎず。場所も程よく。
好美は亜希に対し、先生が持っていた「切迫感」を伝えつつ、宇宙人云々の会話で「緩み」も交えます。

竜二は、好美たちが会話してる間、「言葉にならない言葉」で自問を続けています。

好美が竜二にかける、「いま気づいたような台詞」は、演劇的テクニックが必要です。白々しくならないように。

好美と竜二は、台本を持ち「相手の台詞にかけていく稽古」をしました。相手の台詞をちゃんと聞き切って、直ぐ自分の台詞をかけていきます。

縁子と竜二の場面を飛ばし、貞子、菊江の登場から。
貞子が竜二を叱る時、一気に言うこともできますが、そうせずに落ち着いて言うことにしました。

「はっきりおっしゃい」と、母親の娘への圧、それに対する娘の反発。今日はオズさんが縁子の代役をし、母娘の動きを作りました。

二度繰り返す言葉の使い分けは、声の高低、強弱で。

貞子と菊江の会話は練習を積まれていい雰囲気になって来ています。これからは少しずつ細かなニュアンスに挑戦することになります。
語尾が優しくなりがちな菊江は語尾を強く、「断定」して下さい。
テーブルの巾が狭くなり、相手が近くて対話がしんどくなりました。でも椅子を引くのもおかしくて。

栞の通過と呼び止めるタイミングもいいですね。

なかなかすんなり馴染まない「さあ参りましょう」、自然に持っていく工夫を考えましょうか。

4
遠藤と栞
遠藤の出だしの3つの台詞は冷徹に固くし、役人の質感を出します。語尾を鋭くします。懐柔策で柔らかくなり、出て行くときはまた固くなります。

栞には薄ぼんやりする語尾の癖があります。
癖を直す、という課題が今日はいくつも出て来ました。
貞子との会話が重くなるまではお互い顔を見ながらしゃべります。
重い話題になったら、見るところは見て、決して流さない ことです。栞は感情をぶちまけます。
そして、見つめあった重い沈黙です。

その後ろを通り過ぎる楽しげな3人のテンポが良いですね。ここも今日皆さんで練習した成果が出ています。今後はそれぞれの行動も伴えるようになるといいですね。

10月からは金曜日も自主練習をする予定になりました。また少人数でカラオケボックス等での稽古も始まっています。どんどん自主的に稽古をしていく姿勢が頼もしい限りです。