2017年9月14日木曜日

台詞を立てアクセントを出す

914 Wakuwaku  担当 土井

今日も部分的に止め稽古。
田所と縁子の場面から。
田所は感情を表し「人となり」を表現します。台詞が入ってきました、これから相手とのやり取りを楽しみ、芝居の面白さを感じる事ができるようになります。
ずっと笑っていて強引、たまに失礼さもある田所を縁子はちょっと嫌だと思うけれど、それを誤魔化そうともします。
間を取る箇所をちゃんと把握します。

好美の退場から竜二と縁子の出会い。机の下で隠れている縁子は緊張感を動きで表します。
椅子を蹴るまでの竜二の好美に対する感情を行動と繋げてみましょう。
縁子との出会い、生理的に反応し台本に書かれた台詞の支配から逃れましょう。
縁子は怖くて「引く」だけでなく、強く出る瞬間も作ります。
竜二は椅子を出して座ったり立ったりと動きに合わせて台詞を言う事が自然に出来るように。

貞子、浩子、縁子の同窓会。
稽古の成果が出ています。
浩子は台詞の出だしがシリアスになりがちな癖があります。楽しい空気に乗って下さい。そして、「立つ」台詞を作り、のっぺらぼうなリズムを変えましょう。
縁子はここでも台詞がウチに籠もりがちです。ここも「出す」部分を作りアクセントを出しましょう。

深夜の好美と貞子、亜希。
元寮長の貞子が頼る好美の余裕を見せます。
背もたれに持たれると身体の緩みを作る事ができます。
ツラ中央で立ち尽くす亜希は窓を見て、あまり好美を見ずシンプルな動きにまとめます。「うん」という言葉が重要です。

パーティの準備をする栞、竜二、菊江。
落ち込んだ竜二の大きなため息を菊江は笑いおちょくり、余裕を見せます、栞はパーティの準備を仕切っています。竜二の台詞と動きがひとつ増えました、

栞と浩子の掴み合い、竜二と菊江が止めに入り、わちゃわちゃした空気を作ります。ここはまだまだ稽古不足です。
亜希がこの空気を変える台詞が追加されました。
そして遠藤の台詞へ。
それぞれに椅子に座っていく流れがまだできていません。
栞と竜二、今日立ち位置を変えて見ましたが、元に戻しましょう。
適度な間と台詞の入り方が難しいです。
来週は、エピローグの場面を稽古してのち、舞台監督さんの前で通しをします。
衣装を考えている方は持ってきて下さい。