2017年8月11日金曜日

関係性を詰めていく

8月10日 WakuWaku 担当 土井
先週の通しを踏まえ、今日は一場面からポイント稽古です。
それぞれの役柄の人格は既に出来つつありますが「関係性」が詰めきれていないので、そこをあらおうと。
それと座り位置・立ち位置と動線を確認していく事に焦点を置きます。

一場面、物思いに浸り出す縁子と、対する田所。初対面という社会性を出し馴れ馴れしくならないように。縁子は物思いに浸りつつも時々は相手に意識を戻します。田所は声のトーンにバラエティをもたせましょう。
自分の世界に入る縁子に対し、田所はマイペースで明るく対応します。台詞の流れを掴み相手から意識をそらさないように。

二場面、今日はスヌーピーさんがお休みなので亜希との場面を先生が演じました。(不良役、恐ろしくはまってますね!)怒っていながらも、キツくは感じない亜希。
続く好美と亜希の場面。
好美のテンポで話しかけていきます。亜希は先輩で優等生の好美を尊敬しています。
竜二と縁子の出会い。
圧力のある竜二を怖がる縁子の、竜二との距離感を出して下さい。

8ページ 貞子、菊江。
貞子がお茶を入れようとしたが「いい」と言われて席に戻るタイミングについて質問がありました。ここでは、乱暴な竜二に対するふたりの感覚の違いが出ます。菊江の驚きに四苦八苦する貞子 。

三場面、11ページ後半より、浩子の台詞はテンポよく被せ気味に。42年ぶりの再会!折角の「イベント」なんだから空気を盛り上げねばならないといった意識もあり、ここは皆ハイテンションです。相手の相槌でテンションを切らないように。
貞子の相槌、「ねー、」は相手の台詞を繋げ助けています。浩子は自分のペースで人を巻き込んでいきます。

4場面 栞と遠藤
栞は間を充分にとって登場した後も、なんども警戒感のある「間」で遠藤と会話します。その間の遠藤の対応ですが、辺りを見過ぎず、なんとか相手を懐柔しようと努力します。
栞は相手の発語を遮り(切り)「めんどくささ」を前面に出す。ここは怒りをぶつけているのではないようです。

「関係性」によってそれぞれの感情がよくわかってきます。
来週17日は稽古はお休みですが、自主練習がありますね!暑いので充分お身体にはお気をつけください。31日にお会いしましょう!