2017年6月23日金曜日

時を駆け、感情を引き継ぐ

6月22日 WakuWaku 担当 土井
ウォーミングアップは「名前鬼」。スローモーションで逃げながら、タッチされる前になるべく遠くにいる誰かの名前を呼びます。急に鬼が変わり、混乱が起きます。
感情が高まっても、全身スローモーションで動くこと。自分の身体を自分でコントロールし、過ぎて行く感情を捕まえる訓練です。


発声練習では手の平から空気を取り込むイメージを。「気」を感じ、手の平が反応し、暖かくなったりムズムズしたり。

台本は11頁から14頁間に台詞の改訂があり、変更箇所の説明と読み合わせをしました。

立ち稽古は、 四場、栞と遠藤の絡みから始り、六場の後半、遠藤に連れられた亜希の登場までを。

四場の遠藤の登場は何かの前兆を感じさせます。
栞と貞子、相手と会話をしたいか、したくないかは、身体の向きでわかります。
飲み食いしながら台詞を言うというマルチタスクも登場しました。
1975年の背後で2017年の空気が通り過ぎる、ここは思い切って気分の転換を図りましょうか。

貞子や好美は居ながらにして、18歳と60歳を行き来するのですが、芝居を切り替える必要はありません。モヤモヤした心の感じがそのまま引き継がれているのです。
貞子は栞と、好美は亜希との嘗てのやり取りを回想し、なかなか眠れません。
この、「もやっとした」空気から、六場は活き活きした空気に転じ、そしてクライマックスへと繋がります。



立ち位置が前に決めたものと違っている場合が、いくつか見受けられます。これからどんどん変更はあると思いますが、決められた事を守った上で、具合が悪ければ変更としたいのです。来週は久しぶりに306号室(11時半からです!)で稽古、テーブルの形が全く変わります。きっと立ち位置や動きも変わってくるような気がします。きっちりチェックよろしくです。