2017年6月13日火曜日

セリフ、テンポ、動き、にこやかさ→マルチタスク。

6月13日 そよ風ペダル 担当:梶川

今日の稽古では動きやテンポについて考察しました。
例えば穴の中にいる人に全員で手を差し伸べますが、そのテンポをどうするか。
手を差し伸べる途中で次のセリフが出た方が良い時もあれば、出し切ってからセリフが良い時もあります。
しかもそれは前のセリフがどう連なってくるかにも影響されるような気がして、そのタイミングは絶妙に変化していくように感じます。
同様にその後全員が穴の中に入りますが、ここにも絶妙なテンポとタイミング求められる予感がします。
会話のやり取りがメインに据えられた作品に見受けられますが、だからこそちょっとした動きが大切になってきます。
手を差し出すとして、その差し出し方、全員で差し出すのであれば、その手の動きはシンクロするのか、微妙なズレをあえて入れてリアルな反応とするのか。
こだわりは尽きません。
一番苦戦していたのはにこやかさのキープ。
セリフのユーモアさを醸し出すために表情を常ににこやかにしておくというオーダーが筒井さんから出されています。
しかし前述の動きやテンポのことに集中するため、ついついにこやかさのキープが疎かになり真面目な表情になってしまいます。
つまり同時にセリフ、テンポ、動き、にこやかさといった複数のことを並列処理していかなければなりません。
横文字で言うならマルチタスクということ。
日常でも人の話を聞きながら料理をしながら次の家事の段取りを考えるといったように同時進行でいろいろなことをこなしています。
できないはずはないのですが、改めてのマルチタスクは苦戦を強いられます。
もしかするとセリフや動きを日常レベルで扱えるようにすることが先決なのかもしれません。
つまりはセリフを覚えようということなのですが。
はい、脚本は執筆途中ですが、すでに書き上がっているところに関してセリフ覚え開始です。