2017年4月7日金曜日

行き先を鮮明にする。

4月4日(火) そよ風ペダル 担当:梶川

順調に2ページずつ脚本が追加されていきます。
物語が始まる前のト書きで舞台設定が語られています。
「その昔、小学校だった場所。今は廃校となり、しばらくは市民のための文化施設として利用されていたが、市がその土地を売り、近々巨大な商業ビルの建設が始まることになった。
登場人物全員がそこにいる。服部がショベルを持って土を掘り返しているのを他の人が眺めている。」
深読みかもしれませんが、その文化施設を知っているなと。
精華小劇場のことではなかろうか。
記憶が薄れていましたが、閉館するとなった時に夕方のニュースに流れたの覚えています。
関西の小劇場に関わる人にとっては思入れのある施設だったわけですが。
それはそれとして、小学校が商業ビルに変わっていくということがすでに象徴的だなと感じます。
そこでタイムカプセルを掘り返す保護者たち。
掘り返すという事が、つまりは記憶を呼び戻す作業ではないかと。
そのようなことで、今日渡されたシーンでバブルの話が出てきました。
変化するその過程で、ふと立ち止まって振り返り、そのことでさらに行き先が鮮明になることがあるのではないでしょうか。

稽古はセリフを喋りながら歩く、動く訓練をしました。
やりとりをしつつ、全員で同じ速度で歩く、つまり周りも感じる。

手をあげたりもします。
段取りとやりとりを繋げる練習ですね。
脚本へのこだわりが強くなると意識が内向しがちです。
そういう意味でも外に意識を向けざる得ない環境に身を置いて台詞を話すのは有意義です。
地道な積み重ねですが大切な稽古でした。