2017年3月3日金曜日

「還暦同窓会」発表会

 3月2日 WakuWaku 担当 土井
今日は皆で作った台本「還暦同窓会」の発表会。その前にしっかりと声を出しました。
いろいろな声を出してみましょう、自分の声が思った以上にバリエーションを持っていることがわかります。



台本完成から今日で二回目の稽古ですが、美沙さんは台本を手放しています。他の方も台本は持っているけれど、台詞はしっかりと頭に入っています。
自分達で駄目出しをしながら、発表前に何度か通すことが出来ました。




重くなりそうになる空気を変える台詞が、この芝居には何箇所かあります。
3ページ、実子の・・・たぶん。の後の「でもそんなはずないよ。
桜の「そんなことあったっけ」や
「あの二人、恋愛してるって噂あったもんね。」
6人は夢子と若杉の話になり、それまでのミステリー調から一転し、噂話で盛り上がります。活き活きしていますね!

サプリメントを売りつけようとしつつ「天然」な桜のキャラクターが、コスモスさんに良く合っていました。
マダムの原案で先生が肉付けをし、コスモスさんが役に命を吹き込みました。今回阿弥陀くじで配役が決まりましたが、これも面白い試みでした。
「油断も隙もないね、こいつは。」というヤンキーな台詞、アキちゃんが言うのも新鮮で面白いのではないかと思います。



先週お休みしていたヒロちゃん、
夢子の長台詞を淡々と言い、最後の「そう」では言葉にならない溢れる想いを飲み込む一言で終わらせます。夢子の登場に動揺や読めない恐怖を「気取られない」ようにする6人。

台本を放せることでテンポと空気感を作れるようになります。もう少し稽古してみたい気がします。

高杉先生より、「自分たちで進めているのが美しい、ぶつかり合いながらも自分達で考えて作っていく、私が口を出すのはどうしても収集つかない時にします。」と。

自分は?自分達はどうしたいか?をさぐりトライ、基本のフレームができ、駄目出しします。台本を作るには、引く事も大事ですが、譲れなくて粘る事も必要、ぶつかり合い、そして認め合いがあります。

最初の激しい議論のときに体験として来られていたミカンさんが、お客様として来て下さいました。「ワクワクして、興味津々で来ました。面白かったです。」とご感想を頂きました。お客様の前で発表する事ができ、張り合いが出ました。
ありがとうございます。

昨年公演を終えたことでWakuWakuの「共通言語」ができていて、想いを言わずもがなで分かち合えるようになっている事を感じます