2017年2月28日火曜日

間と呼吸で雰囲気を変える。

2月28日 恍惚一座 担当:梶川

前回の稽古ではオープニングから2場の途中までが事前に修正されて届けられ、稽古中に3場の修正を行っていきました。
今日の稽古では2場から3場の終わりまでの修正が届きました。
ここまでで5ページ程度短縮されました。
読合せをしてみたところちょうど30分というところ。
このペースで短縮していきたいところですが、新たなアイデアも生まれていてどうなるか予測がつきません。
つきませんが来週で完成させると山口さんから。
3月14日、21日の稽古がお休み、28日は代講となるのです。
というのも山口さんが演出をつとめるサファリPの公演が京都のアトリエ劇研、東京のアゴラ劇場、松山のシアターねこで開催されるのです。
その多忙の中の執筆です。
8日に脚本を完成させて、劇団員のみなさんはとにかく台詞覚えを三月のうちに終わらせて4月から急ピッチでの創作に入ります。
今回は家族をテーマにしたコメディです。
もうすぐできあがるシニア演劇全国大会のチラシにはそのように紹介されています。
コメディーです。
胸をはってコメディーです。
コメディーと言い切ってしまうと笑わせないといけなくなってハードルが上がるなという意見もありましたが、いや、かなり笑いを取ろうとしている脚本です。
ではどうやって笑いを生み出すのかというところを実際に稽古を通して山口さんから提示されました。
こだわるべきはやり取りの間と呼吸です。
間と呼吸で舞台上の雰囲気を変化させていくことです。
二つのシーンを取り上げて実際に雰囲気を変える練習をしました。
お休み中に台詞覚えをしつつ、どこが雰囲気の変わるポイントなのかを読み解いていきましょう。

2017年2月23日木曜日

全体の空気感を作る

2月23日 WakuWaku  担当 土井

まずは発生練習を。声を何処に向けてかけるか、みんなで作る輪の中に、壁に、或いは部屋中に。色々なボリューム、形、の声を出せるようになる事で演技の可能性が高まります。

さあ、台本が完成しました。マダムが原案を作り、他の皆さんが手直しをし、先生が以下の点を踏まえてアレンジし、最終稿をまとめ上げました。
●ひとりが説明する台詞を止め、皆の会話の中で紐解いていく形に。
●夢子ではなく、若杉の名で招集したことにすることで、夢子は現れるまで存在がわからない、というミステリー感を出す。
●先に帰るのは3人に、しかし桜がサプリメントの押売りをしようと戻る事で、最後は全員揃って終わる。

今日の稽古の目標は、「全体の空気感を作る」です。



まず舞台設定も演出も皆で決める所から始めました。
大きなガラス窓のある食堂 、上手に入り口があり、中央に大きなテーブルがあります。
ガラス窓の前の道路を通って2人ずつ登場。奥には夢子が別のテーブルに座っていますが、誰も気づきません。
久しぶりに会った賑やかしさの後、これで全員揃ったのかどうか、という質問から、徐々に腑に落ちない状況が始まり、「あの時もこのメンバーだったな」という台詞、恐怖の始まりです。その重い空気をサプリメントの話で壊す京子、しかし桜は無邪気さからではなく、自分たちの責任も匂わします。
「それで先生が• • •」の後に隠される怖い想像を打ち切る碧。

皆にとってどんな思い出だったのでしょうか?恐怖は連鎖します。そして登場する夢子。夢子の台詞は淡々とひとりの世界に浸り、皆の警戒心を溶かそうとはしません。
沈黙の後と前。「• • • 何て言う?」皆かける言葉が思いつかない状態です。
碧にかかってくるメールにより、沈黙が去り日常が戻り、本物の同窓会をしようという意思統一が起こり、コミカルで明るいラストで終わります。

間、• • • は本当に大切な時間です。その前と後の空気をどう作りますか?

さあ、短いですが来週までに役に命を吹き込んで行きましょう!

2017年2月22日水曜日

劇団の歴史を集約する。

2月21日 そよ風ペダル 担当:梶川

アップ時間を30分そこそこで切り上げて、パフォーマンスの段取り稽古です。
まずは始まり方、それぞれの最後のページパフォーマンスのブリッジをどうするか、そしてどう終わるか。
それぞれのパフォーマンスを短めに切り上げて主に入れ替わりのところをメインに稽古をしていきました。
こういった段取りや演出が加わると、グッとクオリティがあがります。
最後まで通しましたが、朗読インタビューだけでなく最後にさらなるパフォーマンスが追加されました。
先週のブログで劇団の歴史というようなことを書きましたが、最後のパフォーマンスはまさにその歴史を感じられるものになっています。
来週は30分早く集まって最終リハーサルをおこなって14時半から開演となります。
インタビュー部分はほぼ即興なので、その時々で変わってきます。
さて最後のページ、どんな風に仕上がるでしょうか、楽しみです。

2017年2月21日火曜日

修正と決定。

2月21日 恍惚一座 担当:梶川

脚本の書き直しが始まりました。
ショートバージョンを作るということですが、いや案外に贅肉が削ぎ落とされて面白みがより鮮明になっているように思います。
今日稽古したところは決定ということでセリフを覚えが始められます。
立ち稽古をしてなので、立ち位置や段取りもつけられていきます。
そろそろ舞台のことも考えねばと。
舞台設営の時間も限られているのでできることは少ないですが。
少ない中でオープニングを緞帳前で喋るとか、客席を演技しながら舞台に歩いていくとかのアイデア勝負でシンプルで効果的な舞台を設えたいと。
山口さんは脚本を、みなさんはセリフを、わたしは舞台装置をそれぞれ考えていきます。
ままごとみたいな舞台になればと個人的には思いつつ。
脚本のフルバージョンが書かれたわけですが、山口さんもまだ納得されてないようで、キーパーソンはその家の祖母かしらと。
まだ変化していきそうなよかんがします。

2017年2月20日月曜日

台本完成

2月16日 WakuWaku 担当 土井
今日は3人お休みで、こじんまりと発生練習が始まりました。その後直ぐに台本作成の会議に入ります。



「原案に戻し、ロマンチックな話も喜劇として考え、話が終わったら直ぐに解散していいのではないか?」という意見が出ました。

ラストの夢子の独白を考えるところから話し合いが始まりました。ふたりは本当に駆け落ちしようとしたのか、夢子が勝手に片思いしていただけなのか?そして、それぞれのそれからの人生は何をしていたのか?
結局「本当に駆け落ちし(ようとし)た」に決定。台詞は前半ヒロちゃん案、後半アキちゃん案を繋げました。

ラストシーン、これも先週幾つかの案が出ました。
話が終わり早く帰る人がいるかどうか?
本当の同窓会をしようという事になるのかどうか?
皆の気持ちが同窓会をしようという、「いい子ぶる」ラストは不自然ではないか、夢子以外は白けている事にしたらいかがか?という意見に、いやいや、夢子に華を持たせたい、という意見。結局、本当の同窓会をする方向になりました。(白けたムードで終わるのもおもしろいかも・・・そういう発想が出てくるのも本当に素敵な事です)
原案、先に帰る人が「影の声」で会話する最後の場面は、舞台上に全員残り「正論、正論」という事に。最後は高校生に戻ったような華やいだ笑い声が聞こえて来るようなイメージです。

タイトルは「還暦同窓会」に決定。

そして本日の参加者四人に先生と土井が入り、アミダくじで配役決定。スヌーピーさん以外は皆、役がシャッフルされました。

7人7様の考えがあり、全く違っていたり、似ていてもわずかずつ違っていたり、同じものはありません。
台本はひとりで書く方がずっと早いのです。しかし、そこを「皆んなで作る」事にこだわり、ぶつかり合いながら何とか合意形成していく事を今回は大事にしました。

今日決まった台本を先生が入力し、若干の補正も含めて、来週立ち稽古をする台本ができます。再来週3月2日には発表の予定です。これで終わるのはもったいない。

自分が演じたいキャラクターを考える事で最初の日は皆興奮したものです。今度は人の考えた(皆んなで考えた)キャラクターに自分をはめていく、膨らましていく作業です、役の変化をお互いに楽しみたいですね。














2017年2月17日金曜日

歴史を積み重ねる。

2月14日 そよ風ペダル 担当:梶川

最後のページの稽古をしています。

前回の稽古で時間がなくてできなかったペアのパフォーマンスを確認し、もう一度最初から。
しかし今日の稽古は大半の時間を作品の演出の説明に費やされました。
この最後のページのパフォーマンスは毎年やりたいという構想が筒井さんにあります。
時間が経てば劇団としての形態も変わっていきます。
例えばそれはメンバーの入れ替わりであります。
個々人がその入れ替わりに対して何を感じているかはさておき、劇団としてはそのことに頓着せずあっさりと前に進んでいきます。
そのことの良し悪しは横に置き、ただそのあっさりと前に進むことを演出したいと。
そのために今回のパフォーマンスは録音されます。
のちのとメンバーがやむおえない事情で退団されたとして、その方がいないで行う最後のページのパフォーマンスでは前年のその方のパフォーマンスの音源を流すとのこと。
そうやってあっさりと進んでいることを知ってみようと。
だからといって、今回のパフォーマンスでメンバーのみなさんが舞台でやることには何の影響もしないはずです。
パフォーマンスを録音することは演出や作品の設定、言うなれば外枠の話であって舞台で何をするかという中身の話ではないからです。
外枠の演出と中身の演技と言えばわかりやすいでしょうか。

前回のブログの続きですが、やはり朗読しているその作品の内容よりもその舞台にいる人について見えてくると面白くなるように感じました。
そこで言ってくることが別に嘘でもいいんでしょという発言があって。
なるほどそれはその通りだなと。
例えば脚本があるお芝居でも、見ている側はその脚本に何が書かれているかはわからないです。(脚本を読んだことがあれば別ですが)
もしかすると、セリフを間違えていたりハプニングをアドリブで対応しているのかもしれません。
今回のパフォーマンスでも必ずしも本当のことを語らなければならないわけではありません。
語っているうちに違うことをいっているなと気づいたという意見もあります。
つまり本当のことをいっているつもりが知らず知らず嘘をついてしまったと。
そこで嘘を修正しようがそのままつき通そうがどちらでも構いません。
読んだお話を記憶違いで覚えているかもしれませんしね。
何を語るかよりもどう語るかが問われているのかもしれません。
最後のページ。
なかなか奥の深いパフォーマンスです。

ハウスホールド

2月14日 恍惚一座 担当:梶川

脚本の第1稿が届きました。
嬉しいですね。
安部公房の友達を下敷きに創作を始めましたが、もはやあまり原型を残していないですね。
友達は主人公の家に家族が上がり込んできて居座るという話です。
対して恍惚一座の作品はその家に住むおばあさんが友達における主人公でその家に住む息子家族と久しぶりに帰ってきた娘家族がどちらもおばあちゃんの子供だと言い張る話です。
タイトルが決まっています。

「ハウスホールド」

家族や世帯という意味で、ファミリーだと血縁関係の意味合いが強いですがハウスホールドは一軒の家に住んでいる家族で居候とか雇い人も含めるそうです。
血縁関係について二つの家族が主張しあうわけですが、そこを横に置いて一つの家にいる集まりと考えるならばお話の中では登場人物全員をハウスホールドとするのかもしれません。

現段階でおそらく最後まで通すと一時間半くらいあります。
そしてまだちぐはぐだったり書き損ねたこともあるようです。
ここからさらに書き直しが入ります。
詳しいあらすじは後々書いていこうと思います。

2017年2月10日金曜日

皆で立て籠って台本作りたい

2月9日 WakuWaku 担当 土井
まずは発生練習、そして台本作りに入ります。今日はセッちゃん、アキちゃんが美沙さんとヒロちゃんの先週の案も踏まえて全体をアレンジしたものを、ヒロちゃんは先週分の追加を、コスモスさんがラスト部分を作ってきて下さいました。机の上いっぱいに台本を並べ、初めのページから皆で読み合わせをしながら、ひとつの案に決めていきます。3ページ目位までは割とスムーズにすすみましたが、4ページからどの案を取り入れるか、というか、どの設定にするのかでかなり難航してきました。






来週は後半を仕上げ、配役も決め、
先生が話し合いを聴きながら修正台本を入力し、再来週には完成台本を手にする事が出来る予定です。

さて、話し合いの中身です。

桜木(苗字)でレストランを予約した夢子の事を思い出せない6人、夢子はどの時点で思い出され皆の話題になるでしょうか?そして夢子は立て篭り事件に加わっていたのでしょうか?

「校長室に殴り込みをかける」を「教室に立て籠もる」に変更。校長に何か意見する事は同じです。原因は演劇公演が中止された為、でまとまりそうでしょうか?とすると、夢子と若杉に6人に対する恨みつらみはなかったですね。

夢子と若杉は本当に恋愛をしていたのか?駆け落ちしようとしたのは本当か?それとも夢子の片思いだったのか?

夢子は、若杉が行くのが海外だからついて行けなかったか、東京でも付いて行くほどの関係ではなかったか、この辺りは決めなければいけませんね。

夢子はその後見合い結婚してすぐ離婚した、最後まで連れ添い、夫が亡くなった後に若杉と偶然再会することになった、と様々。学生の為の食堂をしている案は引っ込めるとヒロちゃん。とにかく余命わずかな彼と再会し看取った事は変わりません。

若杉のその後は他の学校で先生を続ける、辞めて農業をする、海外で難民の為に働く、と色々出てきましたが、何をしていても、良いような気がします。



10分程度で収める為に台詞、細かな設定が削られて行きます。笑いを取ろうと書かれた台詞も削らなくてはならないのは寂しい。10分間で7人が登場し個性を表すのは難しい事ですが、不可能ではないと思います。
夢子や若杉も含めて、具体的に何をして来たかではなく、やりとりの中に垣間見る個性、というようなもの、を出せたら良いですね。

2017年2月7日火曜日

最後のページに刻まれる自分。

2月7日 そよ風ペダル 担当:梶川

最後のページの創作が続きます。
今日はペアのパフォーマンスごとに筒井さんからのコメントや演出が入ります。
その中でもおそらく重要であることは「舞台にいる人が、見たい」という事ではないでしょうか。
最後のページを読んでのインタビューという形式があって、その読んだ文章から始まるのでそれがどんなお話なのかということになります。
しかしそんなやりとりを通して見えてきたいのは、その読んだ作品の事ではなくて、今その舞台にいる人についてです。
そんなことを考えた時にビブリオバトルというのが頭をよぎります。
ビブリオバトルについては下記をクリックしていただければ公式HPを見ることができます。






数人の発表者が好きな本をプレゼンしあって、それを聞いていた人も含めて投票をおこない一番読みたい「チャンプ本」を決めるというもの。


今回のパフォーマンスも見ようによっては、本が主軸のように思えます。
それをどうやって人を主軸にしていくか。
それは例えばプレゼンスキルとは違うように感じます。
うまく本を紹介する事と、紹介者の人となりに面白みを感じることは違いますから。
うまく話をまとめられていませんが、似ているところのあるビブリオバトルと比較することによって今回のパフォーマンスの本質をつかむヒントがあるように思います。
前提として本の選択基準が人に薦めたいかと自分の人生の最後に読んで満足できるかです。
つまりは最初からパフォーマンスはその発言者の人となりにフォーカスされているのではないでしょうか。
これからインタビューでの質問を決めていくわけですが、いかにすればその発言者のおかしみが見えてくるのかが問われるのでしょう。
例えばそれは、脚本のあるお芝居をするの時にどうすればその役柄が魅力的になるかにも通じていくはずです。
大きなストーリーや事件はありませんが、そこには魅力的なキャラクターがいます。

2月28日(火)の稽古で最後のページのパフォーマンスを発表します。
どなたでもご覧いただけます。
稽古場である富田ふれあい文化センターの大ホールで14時~16時のあいだにおこないます。
15時くらいから始まるでしょうか。
ぜひお越しください。


でこぼこ道を駆け抜ける。

2月7日 恍惚一座 担当:梶川

3ページの追加脚本が配布されました。
創作途中で配役が決まったり、先に進めていくうちに出てきたアイデアなどで今のところ物語りやキャラクターのつじつまがずれている部分もあるとのこと。
とにかく今は書き進める事に力を注いでいるので、整地しないままでこぼこ道にひた走っているようです。
今日の稽古はこの先に整理するための準備として、追加シーンの稽古とともに山口さんが気になっているシーンを振り返って立ち稽古をしました。
もしかすると来週の稽古が山口さんがお休みかもしれなくて。
というわけで来週には脚本を完成させて、追加シーンを読合せし最初から最後まで通して立ち稽古をすることが予告されました。
期待が高まります。
祈る気持ちで待ちましょう。

2017年2月4日土曜日

産みの苦しみ・・・

22 WakuWaku 担当 土井

今日はセッちゃんのご友人が見学されました。見学だけとの事でしたが、ウォーミングアップ「ビン、バン、ボイーン」で一緒に身体を動かして頂きました。

その後はすぐに台本についての話合いに入ります。初めに先生より、この台本についてのタイムスケジュールの変更が述べられました。32日に台詞も覚えて発表するのでなく、まずはそのころまでに「皆の台本」を形にして動けるようになる事、その後もこの台本を継続しようという事になればする、という事になりました。そして、上演時間「10分」は目安だとしても、縮める作業の大事さも鑑み、10分で表現できる事を考えようという事になりました。




先週の稽古後のミーティングで配役はくじ引きで決めようという事になりました。今回は、マダムの書いた台本を原案に、ヒロちゃんがラスト3頁を書き直した台本を持って来ました。また美沙さんは、大きくは変わらないがカットしてもいいと思える箇所をカットした案を提案されました。あきちゃんはヒロインが皆を集めた理由についての案を出されました。思い込みのあるそれぞれの役についての情報を全部語るのではなく、さりげない台詞のなかにポロッと入れたいものです。

原案では先生と夢子の交際に意義を唱えた6人が校長室に殴り込みをかけるという事だったのですが、ヒロちゃん案はクラス劇を禁止した学校側に対して夢子含め7人が教室に立て篭ります。そして先生と夢子はその後会う事もなくそれぞれの道を歩み、30年ぶりに会ったという事になります。

アキちゃん案・・・夢子が皆を招集した理由はこうです。
先生とおつきあいしていたというのは自分の作り事だった、ところがその嘘が独り歩きし噂になり先生が辞める事になってしまった、それを皆に謝りたくて集まってもらったと。

ミサさん案は、先生が「皆への恨みは自分が背負うから君は元気に生きていってほしい」といって亡くなったことで、夢子は皆を許し再生するという結末になります。全体を短くするため、詳しい理由や景子の役柄(女王様」や広(アッシー)との関係などは省略されています。



集まる理由は必要だが、60歳になったら昔の事は「そんな事もあったかな?」程度になるという意見や、皆に会い一旦は過去を振り返るが「いま」に戻る理由を選ぶという意見。

先生よりそれぞれの案でイマジネーションは膨らみ、すべての案に可能性がある、言葉はしに囚われないように、とアドバイスがありました。



夢子が皆を集めて言いたかったのは先生からの伝言?皆への謝罪?皆を許し再生を誓う為?その他?

夢子と若杉の設定は?
夢子の話から学生時代に戻った皆が、話の後すぐに解散するのではなく本当に同窓会の準備をやろうという事になったらいいなと思いました。

夢子がどんな思いで皆を集め、出てきたか、かつてどんな事件があったのかを来週はしっかりとまとめましょう。

2017年2月3日金曜日

二つの最後。

1月31日 そよ風ペダル 担当:梶川

最後の1ページのパフォーマンス創作をしています。
のちのち質問事項が決まっていくとして、今は自由にインタビューをおこなっていきます。
トーンとテンポについては前回通り気をつけていきます。
今週は舞台に出る順番を決めて(つまりは話をするペアを決めて)時間を5分と区切って最後のページとインタビューを行っていきました。
もはやパフォーマンスの原型は出来上がっているように感じます。
独特の静けさと豊かな時間が流れていました。
最後のページをどのような理由で選んでいるかは隠されているんものだと思っていましたが、今日の筒井さんからの作品説明でそれはパフォーマンスに入る前に明かされることがわかりました。
というわけでここでも明かしてしまうなら「最近読んだ文章の中で、これが人生最後に読んだものだとしても悔いの残らない文章の最後のページ」が選ばれています。
言ってしまえば「最後のページ」には二つの意味が重なっています。
文章の最後のページ。
人生の最後のページ。
これを最後に選ぶのかという視点を入れないで舞台を見つめていましたが、それを前提として見たらまた違って見えるように思います。
そしてだんだんと質問内容も決められてくるはずで。
最後のページという視点を持ったうえで用意される質問たち。
パフォーマンスの中にストーリーはありませんが、質問の積み重ねによって大きな流れが生まれるのではないか。
2月28日に小さな発表会ができればと思っています。

2017年2月2日木曜日

上演時間との闘い。

1月31日 恍惚一座 担当:梶川

山口さんの体調が少し回復し、物語も少し前に進みました。
つまり追加脚本が届いたということ。
キャスティングが決まったことにより、書いていて楽しくなってきたとの事です。
人が見えるとアイデアも生まれやすくなるのですね。

追加部分の読合せからの立ち稽古と最初から時間が許す限りいけるところまでの通し稽古をしました。
残り時間が40分で稽古できたところまでのページ数で考えると、やはり上演時間90分の脚本になります。
脚本完成したとして、そこから3分の2に脚本を縮めなければなりません。
そのつもりで脚本を読み返しますが、いったいどこをカットするのだろうと。
悩ましい限りです。