2017年1月27日金曜日

台本が変わっていくことを楽しむ

1月26日 WakuWaku 担当 土井
今日はうっとり一座団員の「みかん」さんを迎えての稽古です。先ずは自己紹介、そしてウォーミングアップにリズミカルな連想ゲームを。コスモスさん、失敗した時の癖「あーっ!」がなくなっています。
発生練習は全身を使って身体に空気を取り込むところから。身体中に気が通り、神経のすみずみまで酸素が届いていく感覚を味わいましょう。そして「んー」から声を出していきます。手と足から空気を抜くように。




「んー」から「あー」そして声に方向性を持たせます。輪の中に声を入れる事による声の膨張。
反対にそれぞれが輪を突き抜け直線方向の壁に当てる事で声の交錯が起こります。

さて、「台本を作って演じてみる」稽古です。先週、高校生だった自分を振り返る所から始まり、それぞれが台本について熱い思いを抱いていたのですが、まとめ役のマダムが皆の話し合いを元に一気に台本を書きあげてきました。それについての話合いは後に、まずはみかんさんもご一緒に読み合わせを。

それぞれの人生と事件性、同時に言う台詞があることを踏まえて書いたという事です。読み合わせの前にそれぞれ自分の「役の名前」を発表しましたが、今日の読み合わせでは台本に書かれた「普段の通り名」で読みました。



休憩後、話し合いです。
それぞれが自分の考えてきた事(役の人生)を台詞に反映したいという思いがありますが、それを説明的な長ゼリフにはせず会話の中にポロッと入れたい。マダムからは「長さの制限を意識して書くと自分の役の台詞を一番削ることになった」と。
大前提は、台本を書いた人に責任を押し付けず、あくまでも「たたき台」と考え、この台本を元に建設的に話合い、作っていかなくてはという事です。押すところは押し、引くところは引く「合意形成」の場となるように。それぞれの「もっと、もっと」の意見を自由に出し、台本が変わっていく事を楽しみましょう。その時は「キャラクターに埋没しない」事です。




風に当たり台本は良くなります。
衝撃を力にしましょう。
必ず揉めるものです。揉めた上で解決策を見つけるのです。
3月2日に教室で発表するまであと4回の稽古。次回までに自分のみならず人の台詞の変更もあり、で案を持ち寄りましょう。