2017年1月26日木曜日

負荷をかける演技訓練。

1月24日 そよ風ペダル 担当:梶川

パフォーマンス創作が始まりました。
先週までは筒井さんがリードして最後のページを読み上げたあとの会話を進めていましたが、今日はみなさんだけで感想をのべあうことに。
そしてパフォーマンスにしていくために感想を言い合う時のトーンやテンポを意識することになりました。
参考として小津安二郎の映画のワンシーンをみんなで聞いてみます。
トーンやテンポを意識してまずは2人ペアで舞台に立ちます。
1人が最後のページを読み、もう片方が感想を述べつつインタビューしていくという体裁になります。
実際にやってみて見えてきた課題は、セリフをかぶせない、相槌を声に出さない、しゃべり方を意識して丁寧になりがちだがだからといって他人行儀にならない、普段の二人の関係性は残す、間を作る、見られていることを意識する。
トーンとテンポを意識的に変えるだけで、舞台上に独特の雰囲気が流れ始めます。
日頃のやりとりにトーンとテンポを変化させるという負荷をかけて加工することによってパフォーマンスになる可能性が見いだされ、それとともに演技訓練にもなっています。
演技するということは、普段のやり取りを再現しつつも演出としての負荷や加工に対応しなければなりません。
今回はトーンとテンポを低くゆっくりするという負荷ですが、場合によっては高く速いことが求められるかもしれませんし、動きながら、同時に複数のことをしながらとその方法いろいろあるのですがまずは負荷がかかるという体験を通して演技訓練に挑んでいきます。
最後に二人から三人のやりとりへ発展しての続きは来週です。