2016年12月20日火曜日

グループワークの効果。

12月20日 そよ風ペダル 担当:梶川

バブルについてのリサーチ二回目です。
今週は「バブル時代の捨てたもの」「今思えば馬鹿馬鹿しいけどその当時欲しかったもの」といった問いかけからリサーチをしました。
その問いに対する答えも出てくるのですが、話が広がってというか脱線してというか現代の社会問題に話題が繋がっていく傾向が先週からあるなぁと感じています。
これはバブル時代という言葉が「時代」という単語を使うことからも、ある種の社会状況を想起させやすいからかもしれませんし、グループで話し合っているための効果かもしれません。

学習方法を単純に整理すると以下の3パターンになります。
1 講義(知識を伝える)
2 グループワーク(他者とともに語る)
3 個人作業(ひとりで思考を深める)

役者さんが演技を考える時もこの3パターンではないかと。
1 脚本から知識が伝えられる。
2 演出家や共演者とともに語る
3 ひとりで脚本を読み込む

このグループワークというのが慣れないとなかなか難しいことのように思います。
創作の時に1の誰かから教えてもらうことを待つか、3の自分のこだわりで押し切ってしまうかになり、2のグループで作るという感覚で掴みにくいように感じるのです。
この三つのどれかが素晴らしいというわけではなく、どれもがバランス良く行われる必要があります。
個人作業のないままグループワークをしてもただのおしゃべりになってしまいますし、学習なり演技なり深めるためにはより多くの知識があるほうがいいでしょう。

バブルについて話していて社会問題にまで広がっていくのは、事前に筒井さんからバブルについての知識が伝えらるとともに、個人として深められた個人の思考もあります。
それらがグループで語られ合ううちに個人間で感覚的相互刺激が起こり、今までになかった気づきが生まれているように感じます。

そよ風ペダルの劇団としての特徴はこのグループワークにあるのではないかと気づきました。
このグループワークが劇団内でどんな効果を生んでいくのか。
もう少し詳しく、これから分析していければと思います。