2016年12月19日月曜日

時間を忘れ、記号を表現に。

12月13日 恍惚一座 担当:梶川

今日の追加は2ページ。
稽古は最初から演出をつけながらのシーン創作をしていきました。
二時間稽古で通常だと1時間経過したところで休憩が入るのですが、今日は終わり30分前になるまで休憩が入りませんでした。
それ程に集中して入り込んで創作していたという事です。
と、書きつつ実は担当の梶川は稽古を離れておりました。
富田ふれあい文化センターを稽古場所として借りていますが、団体登録をしており年に1回は施設が企画される講座に参加しなくてはなりませんでした。
そこで今日は稽古場所の準備を終えて、施設が主催されている手話パフォーマンスの講座に参加していました。
講師の方が手話に関わらるようになった経緯から絵本を手話で読み聞かせる、手話歌など。
演劇では脚本に書かれている言葉という記号をどう身体表現にまで立体化するのかということが役者の演技として問われます。
手話に関してはそこで扱う”言葉”という記号が体を使うことと不可分になっているわけで。
絵本の読み聞かせをされている講師の方の体には、記号を越えた表現が確かにあるように感じられました。
時間を忘れて稽古している事と言うのは、つまりそういうことで、脚本での記号をどう表現にしていくかと試行錯誤しているのですね。

脚本は半ばですが、山口さんの中であらすじとして最後まで出来上がっているそうです。
後は台詞にするだけ、と言ってもそこにセンスが問われるわけですが。
期待して待ちましょう。