今日はまず座学からです。
ホワイトボードを使って説明です。
自分のキャラクターに焦点を当てながら、脚本を読解していきます。
例としてとある役者さんの役柄を取り上げて、高杉さんがガイドしながらみんなでキャラクターを掘り下げていきます。
まずは核となる目的を探します。
その目的に枝葉を伸ばしていきます。
その目的のためにどんな行動をするのか。
その目的はどういう理由から生まれたのか。
できるだけ行動をあげようとしていきます。
掘り下げていくと、脚本に書かれていない部分に及んでいきます。
その時にどんな言葉が出てくるかでキャラクターの深い造形に触れることができます。
ドキドキする作業です。
他人でも理解しようとすると、とても複雑で計りかねます。
同じようにキャラクターも複雑なので、いろんな枝葉を広げた時に始めて全体として見えてくる複雑な様相があります。
どうであれぼんやりとしたキャラクター像を言語化して自分の中で明確にできます。
自分の出した言葉に刺激されて新たなキャラクターの像が見えてきます。
大切なのは迷わないこと。
正解はないですし、あとで修正だっていくらでもできます。
思いつく限り言葉を書き連ねて、とりあえずどんどん決めていって発想を刺激することが肝要です。
30分ほど白紙に向かってみなさん自分のキャラクターの枝葉を書き込んでいきます。
今回は私も作品に参加しているので白紙に向かいました。
字が汚いのですが、例として私が書いた枝葉を上げておきます。
グチャグチャですね。
でも刺激になる言葉はたくさんあります。
時間で区切って、各チームにわかれて立ち稽古になります。
その間に高杉さんはみなさんの書いたキャラクターシートを読み解いて、アドバイスやコメントを書き込んでいきます。
それぞれどんなコメントだったのでしょうか?
どうであれ短時間だったのでまだまだキャラクターは深められます。
一人でできる作業ですし、お家で続けて完成してもらえれば。
ひとつコツとしては文章ではなく言葉で書くこと。
文章で長くなると間延びして刺激が弱くなる気がします。
連想ゲームと一緒で短い言葉でポンポン出していくと刺激が強いようです。
それこそゲーム感覚でキャラクターシートを作っていきましょう。