2016年6月28日火曜日

第二幕が始まる。

6月28日 そよ風ペダル 担当:梶川

練習発表会を終えての稽古です。

高槻現代劇場から戻りまして、富田ふれあい文化センターの大ホールでの稽古です。

ホールですから舞台があります。

そしてこれまでずっと一幕を繰り返し稽古していきましたが、いよいよ二幕目の脚本が届きました。


というわけで舞台で二幕の最初から。

立ち位置や動きの確認をしつつ、演技を作っていきます。

5ページ分の脚本を演出つけて稽古していきます。

一幕目の稽古の時は基礎稽古も含めてでしたが、ここからは本番を想定しての具体的な演出がついていきます。

11月が本番です。

それに向けてスタートを切りました。

物語の行き先はまだ見えませんが、時間は気付けばあっという間に過ぎます。

一度ずつの稽古を大切に創作していきましょう。

2016年6月24日金曜日

「うん」や「うーん」の役割

623 WakuWaku 担当 土井

ウォーミングアップにグループに分かれてテンポのいいシリトリゲームを。とても早いテンポですがよく続いています。隣のグループの声は集中すると聞こえなくなります。



今日は第1話から順に。
1話は3人それぞれの性格が把握され、少しずつ形になってきました。
台詞のトーンに変化を付けましょう。
仲のいいもの同士の会話の中で無言になる、「間」とはどんな感じでしょうか?
「うん」や、「うーん」は、相手の台詞のテンポを出してあげる役割をします。
そして、テンポで会話している時は台詞一個一個に想いを込めすぎずサラッと流していきましょう。
「ショック」も生々しいものではなく、少し時間がたつことで客観性を持ちます。
台本が離れると相手の状態をみながら台詞を言えるようになるので、テンポも変わってくる事でしょう。






第2話
Tはテンポよく割り切って台詞を言うところを増やし、後で「回収」します。
相手を動かそうとして逆に振り回されていく様子を。
Kは会話がスムーズに続きテンポが良くなるように、もっと読み込んで下さい。ここでも、「うーん」や「そうか」は相手の台詞を出すためのものです。力まないようにしましょう。。
Eは「演劇的」にならないように。2話と3話に登場するので役柄の違いに悩みます。





第3話
ケンケンしているSに普通に対応し、敢えて相手の空気を読まず、おちょくりもするK、怖いけど思い切って発言するも、言い切れなくて語尾が「とか」、や、「けど」になるZ。
ZとYの会話は軽さの中に盛り上がりやしんみりする間を設けます。Sを嫌いにならない為に最後は悪く言わないという、鉄則みたいなものがあります。
Eは台詞のベクトルに気をつけます。自分に語りかける、自分に視線が向く台詞があります。相手とは違うところに向く台詞があることを意識しましょう。





来週30日も練習です。2時間はあっと言う間ですね。ダメ出しは台本にメモをして、毎回自分のものにしていきたいです。


2016年6月21日火曜日

そよ風ペダル 練習発表会 『ほとぼり』リーディング公演

6月21日 そよ風ペダル 担当:梶川

久しぶりの高槻現代劇場の306号室です。

なぜならば、練習発表会ですから。

場所を広くして開場までいつものアップです。


いつもの練習風景と変わらず気負うこともありません。

お客様を会場にお招きして、リーディングの説明などをして、いよいよ始まりました。


満員です、14名のご来場をいただきました。

公演は終わりには感想やら次の本番に向けての話し合いがあったようです。

実は私は客出しなどして参加できていなくて、何が話し合われたのだろう。

でも今日の稽古の一番のメインはきっとこの終わったあとの時間だったはずです。

いよいよ本番に向けての創作が始まります。


2016年6月17日金曜日

揺さぶられることで揺さぶられる気持ち

6月16日 WakuWaku 担当 土井

2組に分かれて尻取りゲームのあと、第2話より読み合わせです。この回は、コントとして笑いを取るのではなく、役柄から笑いが来るように。
相手は自分の言った一言一言で気持ちが揺さぶられますが、相手が揺さぶられる事で本人はもっと揺さぶられるのです。
気持ちが振れることで会話のテンポやトーンが変わっていきます。2人は実に真面目にやり取りしているのにその動揺する感じが、見ている方は面白いのです。
 些細な人間関係の変化は発話の変化を利用します。





第3話
黒田が斎藤の気分のムラを感じながら無関心でもなく、気を逆撫でするわけでもなく、冷静に対応していきます。相手を観察する空気です。
圧倒的に空気を決定する斎藤、彼女がいない時の開放感、楽しさを声量や声のトーンで表現しましょう。斎藤のジレンマと八つ当たり、姉妹の関係と、突き放し方、まさに色々な感情が交差します。ラストはそれぞれが会話したりと楽しい空気を出しましょう。






第1話は畳の部屋の設定ですので、これからの練習、足に負担をかけない工夫をしてください。
始めは楽しげで、空気が徐々に変わって行きます。しかし、あくまでも楽しいのが基本です。皆さん、それぞれのキャラクターを考えて来ました。掘り下げて、悩んで、やってみましょう。しかし作りすぎない事も大事です。そして3人だから成立している関係だという事もしっかりと把握して。毎回少しずつ違うキャラクターが生まれるのが楽しみです。



声のガイド。

6月14日 そよ風ペダル 担当:梶川

いよいよ来週が練習発表リーディング公演の本番となります。

最近は高槻現代劇場での稽古をしていませんでしたが、久しぶりに306号室での稽古になります。

14時から発表会になります。

10分前くらいには入場できると思います。

無料の公演で限定20席程度の客席になります。

劇団員のみなさんは客席数が限られていたり、事前にお話をばらしていいのかとお客様をお呼びすることに少し消極的でしたが。

本公演とリーディング公演では趣が全く違うので楽しむところも違います。

また今回の作品、なかなかに人物相関図が込み入っておりまして、もしかするとリーディング公演を観て情報をまとめておくと、より本番が分かりやすくなって楽しめると筒井さんから。

もちろん本番だけでも楽しめるようにしますが、リーディング公演、あらゆる意味でお得です。

是非お越しください!!

稽古は最初から最後までリーディング用の演出や演技を確認していきました。

リーディングですので、どのように声を出すか、いかにシンプルに物語内容を伝えるかが問われます。

筒井さんからは感情やテンションあがっても声を高くして裏返さないように気をつけてくださいと。

台詞が聞き取れなくなって物語が分からなくなりますから。

しかしだからといって感情を失くすわけではなく。

声をガイドに物語世界を旅していく。

そんなリーディング公演になるように感じました。




2016年6月14日火曜日

最終調整。

6月14日 恍惚一座 担当:梶川

最後ですしね、とにかくにも通し稽古です。

できあがってはいるので、ダメ出しではなくて、立ち位置などやセリフのテンポなどの調整作業です。

照明と舞台の仕掛けは確かめようがないので、そんなことを想像しながら。

合同公演なので、舞台転換があるので、その段取りの確認を。

中身でなく枠組みの整理ですね。

明日には本番です。

午前中に照明、音響、舞台の枠組みを作りこみます。

役者さんはだからこそ本気で中身をスタッフさんに提示していきます。

本番は稽古のつもりで、無駄に力まず楽しんで舞台に立ちたいと思います。

ベストパフォーマンスのために。

ご期待ください。

2016年6月10日金曜日

力の抜きどころ

6月9日 WakuWaku 担当 土井

台本が最後まで出来上がりました。6月中は台本を読みながら、全体の大きな流れと、個人の感情の流れを 掴みます
7月より大道具の配置など意識して立ち稽古を始めだんだん台本を離せるようになったら、8月からは完全に台本を離して稽古します。

まずウォーミングアップに名前鬼ゲームを、しました。
名前を呼ばれた鬼が何処にいるかが恐怖です。追いかけられるとなかなか名前が出てこず、動揺します。その「わーっ」という気持ちも大事にしましょう。

さて、今日は本役で最初から通しました。
1話、「抜きどころ」を大切にします。お互い牽制はしているが冗談ぽく、笑いながらしゃべりましょう。会話の裏にある重いものが見えないようにしたいのです。
「間を使う」事を覚えます。喋っていない時間をたっぶりととりましょう。稽古が進むうちにだんだんと「間」がわかってくるのでしょうか。
「抜いて台詞を言う」部分を作った方が効果的です。






2話はコントと割り切らないように。
軽いテンポに乗り切れないぎこちなさ、変な緊張感をただよわせたいのです。
ピシャリといったあとに懐柔する心遣いも。



3話後半は本日初めての読み合わせでした。力を抜く所を作ると逆に力強い台詞が引き立ちます。高いテンションでも落ち着いて台詞を言います。





台本の練習に入ると「待つ」事が多くなりますが、人の演技を見、演出の指導を聞く事で自分の出番の時にそれが活かされます。








2016年6月9日木曜日

地の文を語るために。

6月7日 そよ風ペダル 担当:梶川

6月21日の練習発表会に向けての稽古が続いています。

発表会はリーディング形式でおこないます。

つまり脚本を持っての演技。

あらためて筒井さんから、演技の上でのルールが説明されました。

1台本から目を離さない(相手役を見ない)

2台本は胸の前あたりで床と水平にして持つ。台本で顔を隠したり、下に持ちすぎてうつむきすぎないようにする。

3体をお客さんに向けて立つ。足がお客さんに向いていても、上半身が横を向くなどすると印象が変わるので、全身でお客さんに向かって立つ。

つまりは脚本に書かれている物語りををシンプル観客に伝え味わってもらうことを目指す。



演技的な面白みは本番までお預けにして、まずは脚本段階での面白みを発表するといった感じです。

稽古を見ている感じでは、声の演技はある程度、その役者さんに任せられているように感じました。

これまでに棒読みでの稽古をしていましたが、そこからは発展して役柄としての声の彩りは持って脚本を読んでいきます。

朗読というのは、演劇とはまた違った作法があり魅力があります。

物語を物語りにする。

演じることではなく、語ることに重点が置かれます。

朗読では読書するため、目で字を読むことを主にした書き物が扱われることが多いわけですが、今回は最初から声に出して読むことを主にした脚本を扱います。

この書き物の大きな違いは地の文とト書きの違いだろうと予想します。

地の文で多くのことが語られますが、ト書きは語りのためには書かれておらず、役者さんの動きの説明などが書かれるにとどまります。

もしかすると脚本の朗読で物語を伝えるためには、地の文に代わる何かが必要なのではないか。

それが役柄としての声の彩りなのかもしれませんし、まだ見ぬ他のものかもしれません。

純粋にそこにいるという存在感なのかもしれません。

発表会は6月21日(火)14時から高槻現代劇場306号室でおこないます。

無料ですので、ぜひお気軽にお越しください。




2016年6月7日火曜日

肩の力を抜いて。

6月7日 恍惚一座 担当:梶川


講師の山口さんは妊娠のため、今月からお休みです。

事前にわかっていたことなので、先週までで一区切りでスタッフ見せと演出のことはすべて終わらせていて。

ここからはとことんと役者さんの演技を探求していきます。

一応は、私が前から見て段取りの交通整理はしますが。

今日のテーマは代役のつもりで演技をしてみる。

代役を務めるくらいの気持ちで心に余裕を持って、周りの演技にも目を向けていく。

本番当日の午前中もスタッフさんと役者さんのきっかけを合わせる場当たりになるわけで。

それを想定しての稽古とも言えます。

いつもよりセリフの飛ぶこと増えましたが、体の力が抜けてやりとり自体は良い感じです。

良く起こることですが、何度も稽古しているので、段取りが早くなってしまうことがあります。

つまり相手に反応しているのではなく、脚本のきっかけで次にいってしまっている。

交通整理とはそれをみつけて、相手への反応に戻しましょうということで。

あとは立ち位置がかぶっているとか、見栄えについて。

午後からは役者さんだけの自主稽古です。

本番当日であれば、それこそお客様の前に立つ時間です。

本気の演技は自主練習で。

シークレットで創作されていくのです。

2016年6月4日土曜日

全話 配役決定です





 6月2日 WakuWaku 担当 土井

今日はウォーミングアップに「名前鬼」というゲームをしました。
鬼に触られそうになったら、誰かの名を呼ぶ。呼ばれた人がその時点で鬼になる。スローモーションで動きます。鬼が急に変わるのに対応する反射神経の訓練と、鬼に追い詰められた時に冷静になる訓練です。スローモーションで動くことで感情の動きを捕まえやすくします。








台本は第2話が新しい設定に変わり、それに沿って第1話も一部変更しました。まずは第1話から、ひとりひと台詞ずつ読み合わせです。
その後、ひとまず役が与えられ第1話から第3話途中までを通しました。テンポよく進み、この
配役で決定となりました。


練習を積むうちに、俳優が演出家の理解を超え、自分の役について、思いもつかない想像をし、役を育てていく場合があります。役を育てて下さい。
以前「僕の東京日記」を稽古した時、皆で小渕について話あったように、自分で役を想像してみましょう。わからなくなったら先生にお聴きしたり他の人と話し合いましょう。

さあ、役が決まりました。
台詞を覚えるには自分の台詞だけでなく、全体の構成、話の流れを掴まなくてはなりません。台本をよく読むとどうしてその台詞が出てくるのか納得できます。

稽古後にしばらく話し合いを持ちました。十人十色といいます。よく似ていても思いは微妙に違うものですが、これまでもよく話し合って来ました。それがWakuWakuのいいところだと思います。帰りには皆さんより自主練習のお話も出て来ました。



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