6月21日の練習は無料の発表会になります。
残り3回の稽古はそれに向けての準備に。
発表会はリーディングになります。
普通のセリフを覚えての演劇稽古とリーディングの稽古は趣きが違います。
まず視線は脚本に縛られます。
一言のセリフなんかは覚えてしまえるので相手を見ながらしゃべれてしまいます。
しかしリーディングの演出として相手を見ず脚本を見続けることになります。
そして体の向きは客席に正対し続けます。
印象としては声に特化して作品を創作し直していっているようです。
ルールを均一にして情報を制限し、逆にシンプルに脚本を伝え、お客さんの想像を動員して見やすくする。
体の演技を排することで、また作品の別の側面がみえてくるように感じました。
リーディングで最初から最後まで通しました。
ト書きを読む必要があるところ、実際に動くところの精査をしていきながら。
シンプルにあり続けることの難しさストレスにいかに対応するかの稽古が続きます。