2016年4月12日火曜日

生き様を表現にする。

4月12日 恍惚一座 担当:梶川

紆余曲折ありましたが、脚本の最終稿が届きました。

ラストシーンの稽古をして通しました。

もちろん、変更もあるので今日配られた脚本をもちながらの稽古なのですが。

変更されていないところもあるので、パッと確認しては、脚本と距離をとって演技される方もいて。

つまりはすでにセリフ覚えが進んでいる証左。

とりあえずでザックリと立ち位置や段取りを確認されての通し稽古となりました。

ここから演技の内実というか、笑いのシーンなら笑えるように、しんみりするシーンならしんみりできるように細かなところを創作していきます。

もっと時間がほしいところですが、実は時間さえあればということでもなかったり。

例えば稽古はリハーサルだと思うというハードルの高さ。

稽古以前に演技の基礎技術をつける練習は別でなされているとか。

公演のための稽古は練習でなく、リハーサルでしかない。

それは生活があるから難しいということもあるのですが。

演劇は自分の体と心を使って表現することなので、その生活自体が全てお稽古ではないでしょうか。

家族と喋るのと同僚と喋るのとではいろいろ違うとして、その違いはどこから来るのかを考えることも演技力向上の一助になります。

演劇には生き様が表れるものだと思います。

どう生きるかがすでに、演劇の稽古であると。

そんなところから創作していければと思います。