2016年3月11日金曜日

筋の通った人格を演じる

3月10日WakuWaku担当土井
「僕の東京日記」の練習は来週までとなりました。
指定された演技のポイントを意識し、一本筋の通った人格で最後まで通しましょう。道義付けは個人で考えます。

青木をなんとかしたいが、どうにもならない小淵の悲しみをどう表現しますか。励まし、泣き落とし、叱る、と、あの手この手で強く出たり引いたり、短い台本の中に様々な感情の動きが現れます。

そんな小淵の思いに青木はどう反応しますか?芝居に対するジレンマ、認めたくないのに面白く感じたアングラへの屈折した感情、時に醒めて語る言葉の本心は何なのでしょうか?

立った後に座るのは、段取りでなく、気持ちがそうなって動きたいものです。相手に触れ放す時、視線を合わしてそらす時もそうですね。切り替える所でまだ感情が切り替わってなく、迷いながら演じるまどろっこしさが却ってよかったりもします。


声のトーンを変え台詞にリズムをつけましょう。ずっと強い台詞だと言葉がブツ切れになります。また、台詞が通るほど「流れ」が生まれます。

「持つ所、待たないところ」を持つとぐっとよくなります。皆さん、身体と心の連動 が出来るようになってきています。


来週は発表会、台詞と決められた演技の約束事を完璧に自分のものにすると「流れ」が生まれてきます。楽しんで最後の青木と小淵の心の動きを演じましょう。