高槻現代劇場306号室にて
「人間知恵の輪」の後、テキスト「僕の東京日記」の登場人物(小淵)について話合いました。
先週、話をしただけでその後の芝居が変わりました。問題を浮上させるだけでも効果があります。今後は、個々人で与えられた役について考え、また相手役とも話し合いましょう。
さて、小淵についての話し合い。
小淵の目的は、青木が芝居を続けるよう、説得することです。
青木の人生を考えたら、芝居をやめることを止める事は出きるのか?小淵は昔芝居をしていて諦めたのではないか?沢山の若い人を見て来た。成功とは何か?青木と小淵の成功に対する考え方が違うのだろう。意見が飛び交います。
そして二人の関係性を整理しました。
お互いに遠慮しない親子の様だが、お節介にもとれる小淵は青木には重い。
小淵が泣くのは何故?説得させるための嘘泣き?
アングラが盛んになって、新劇をやめる、アングラに移行する、といった事はあるのか?等のご質問に、先生より70年代からの演劇史を説明して頂きました。その移り変わりの中で俳優はどの様に対応して来たか、ご経験から来るお話は大変興味深いものでした。
「トージューロー」から小淵の青木に対する「苛立ち」が見えて来ます。
話合いの後、また相手を変え、稽古なしで発表、先生のダメ出しに沿ってもう一度演じます。
「もったいない」に実感を感じましょう、引き裂かれそうな青木の心を理解して。
練習で目線の使い方のコントロールが出来るようになります。又、目線を合わせられ無い事を克服します。
相手を動かす事を意識してドンドン迫ります。自虐的に突き放して台詞を言います。
とても良くなり、発表中の写真を撮り損ないました!
…の間を取り、演じます。
「チャペルは文化人の〜」を嘲笑しながら言って見ます。
立っていて相手の注意を引き付ける為にはどうしたらいい?普段の生活で言わない様な台詞の色付けはやめます。