2016年1月29日金曜日

人物について話し合う

1月28日高槻現代劇場205号室にて 担当土井

今日は13名の参加でした
人間知恵の輪をした後、鬼を座らせない椅子とりゲーム、狭い205号室での熱狂。皆さん俊敏です。そして、被らないよう順番に座るゲーム 集中は5秒が限度という声が。

僕の東京日記
個性重視の演技プランを立てない、
演技の歩み寄り、均質化を目指す、という今回の練習の目的により、前回と又パートナーを変え、台本を部分に分けて初めの3分の1を自主練習です。
発表する前に青木について皆で考えました。
「小渕」の目的は青木を説得する事だが、
青木はどうしたいのだろうか?



迷っている、新劇に対する不信感を持つ事が悲しい、アングラを認めたくないが憧憬している、逆らい難い時代の流れ、「おこぼれの主役」「文化人の集まるスナック」の言葉に見えるのはプライド?強がり?才能が信じ切れなくなってきた、経済的にスナックのママの方がいい、など多々引き裂かれた気持ちが見えてきました。
話し合いの後発表をすると芝居が変わり、役の背負っている物が違ってきました。








それぞれの青木像、小渕像を想い、
何でここで小渕が泣くか?と来週は小渕について話し合いましょう。
そして、この時代の「時代の流れ」を感じ悩み演じてみましょう。
先生がこの時代に生きていたら状況劇場に入ったか?という質問がありました。さて、先生の答えはどうだったでしょうか?


2016年1月26日火曜日

子音のあとの母音を。

1月26日 そよ風ペダル 担当:梶川

代講あけての稽古です。

脚本稽古の再開ですが、噂によるとすでに60ページ以上が書き上がっているそうです。

今日のところは36ページまでです。

本番に向けて、体操を手早くすませて発声を念入りにおこないます。

滑舌というか、セリフが聞き取りにくい原因として、子音のあとにくる母音の発音が弱くて聞き取りにくくなるということがあるそうです。

それを回避するための発声練習。


母音のあいだで子音をアクセントでいれていく。

今回は会話劇ですので、セリフの聞き取りやすさが求められます。

演出もセリフのイントネーションから細かく指定されていきます。

そんな練習を積み重ねながら、練習発表会をすることが決定しました。

6月21日の稽古は発表会になります。

詳細決まりましたら、またお伝えします。

お楽しみに。

ジブリッシュ!


1月26日 恍惚一座 担当:梶川

次回作でもダンスがありそうということで、足運びの練習から。

方向を体で示すことを大切にして、みんなで同じペースで動くことを意識します。

そして、ワークはインプロゲームから。

ジブリッシュというのがありまして、言うならばなんちゃって外国語でしゃべる。

インタビュアーが観客を繋ぎつつインタビュー番組を進めていく。

通訳がジブリッシュと日本語を使いながら質問に答えていく。

インタビューを受ける方はジブリッシュで、ジェスチャーをできるだけしない。



三者三様の難しさがありますが、みなさん楽しんでいました。

楽しくするコツは具体的な話をする、 予定調和を崩すこと、チャレンジする勇気を持つ。

なんだか演技にも通づる気がします。

桃太郎は最後の練習です。

ワークをし過ぎて事前の稽古をする時間がなく、いきなりの成果発表です。

なんだかこのままにしておくのはもったいない作品になりました。

いつか終わりまで書き上げてもらい、どこかだ発表したいものです。

来週からは、伊地知脚本が届いて稽古開始です。

今週もさらに詳しい設計図をもらいました。

いよいよです!楽しみに待ちましょう。

2016年1月22日金曜日

自分が気付かない身体のクセ

1月21日高槻シニア劇団WakuWaku 担当土井
今日は13名の参加です。

久しぶりの人間知恵の輪で輪がひとつになった後、鏡ゲーム。
お互いに身体を動かしあうことにより、ひとつの「物」になっていきます。


次に順番に座るゲーム、
相手を感じ、動きを読みます、人とかぶらないように皆が座り終わるまで、チームが集中力を持ちます。


 テキスト 僕の東京日記

今日は狭い部屋なので、自主練習なしでブッツケ発表にダメだしをいただき、もう一度演じました。

一気に言う、「もったいないもったいないもったいないもったいない」、息の準備をしましょう。

…の部分、気持ちの切り替えを。



厳しく言う、「言うわけないって!」

それぞれの人にセリフのクセがあります。

長ゼリフをよく覚えて来た美沙さん、今日はテンポに乗せようと練習してこられたそうです。
また、「自分の理解出来ていない言葉は自分の言葉として言えない」と悩んだそうです。
こんな時どう処理するか?調べてみる、本や映画を見る事も必要です。そしてこれから皆で考えていきましょう。苦しんで得たものは大きいです。


嘘をつかない自分を活かしつつ、自分にない部分を内面を動かし苦労して殻をやぶって作っていきましょう。


正面を向いてしゃべるクセ、くねくね動くクセ、身体のクセは自分で気付かない事が多いですが、それに気づき直していくと、
きっと驚くことがある気がします。

来週も205号室です。青木の台詞長いですが、チャレンジしましょう。


2016年1月21日木曜日

どれだけ会話を共有出来るでしょうか?

1月19日 そよ風ペダルブログ 担当土井
富田ふれあい文化センター研修室にて

山口茜先生が筒井先生の代講に来て下さいました。参加者は今日から団員に加わった方含め、10名です。

まず、名前を覚えるためのゲームをした後
人間知恵の輪、鬼を座らせないイス取りゲームと続きます。鬼になる山口先生のお腹が気になります。

その後、インタビュアーが通訳を介し外国人にインタビューします。外国人はジブリッシユと言われる意味不明なデタラメな言葉で答え、通訳が入ります。



軽妙で珍妙な会話がテンポ良く進みます。笑いが止まりません。
意味のハッキリとわかるジェスチャーはしないように。全然真逆な通訳も時に面白いですが話が進まない事になります。お互い乗っていけるようにプラスアンドで通訳します。男性陣は苦手分野なのか、お二人ともパスされました。



次に3人が、1人と2人にわかれ、先生より別々に役柄とミッションをいただきます。
最終的にお互いの目的を果たすよう持っていきます。人の話を聞く柔軟性と説得出来る押しの強さが必要です。



また同じように3人前に出るのですが、
全く違う設定を別々に言い渡されます。

お互いの会話を何処まで共有できるでしょう?

何もわからず同じ事を繰り返していくうち、それが段々と狂気に見えてきます。
全く設定の違う役柄の相手とどう会話していく事が出来るでしょうか?ふと、普段の生活の中に潜む事でもあるような気がしてきました。







ギャップを作る。

1月19日 恍惚一座 担当:梶川

まずは伊地知さんから届いた脚本の設計図を共有しました。

ファンタジーと現実が良い感じで混合して、ワクワクするような設計図が届きました。

細部のところでまだ曖昧な部分もあるので、みなさんからもアイデアがあれば是非お聞かせくださいとのこと。

キャラクターの性格や細かな事件や言いたい台詞など、劇団員からもアイデアを考えてみましょうと言いつつ、本筋は役者なので演技の稽古を始めます。

チームに分かれての桃太郎練習。

山口さんが新たなシーンを書かれてこられました。

追加のシーンを読合せして2チームに分かれて稽古開始。

劇団員のお休みの関係で片方は店員が登場してからのシーンを、片方はその前のシーンでサルが戻って来てからを稽古しました。

反省しているようなセリフ回し笑顔で言ってみる、相手を非難しているようなセリフ回しで褒めている感じで言ってみる。

この発想を実現させたところにユーモアが生まれます。

ギャップがあると見ている側の興味が刺激されてイメージが膨らみます。

まあギャップばかりだとお話が破綻していくこともありますが。

読んで面白いと感じたところや、こんな演技をしてみたいとイメージがわきやすいところは、逆の発想で演じられないかと考えた方が上手くいくことが多いように思います。

そういう事がないシーンはお話を前に進めるためだったり、何かの説明だったりするので、色を付けないでシンプルに何もせず言葉を扱う方が見ている側は受けとめやすかったりします。

残り時間で手早く互いに発表をして。

桃太郎は物語構造として貴種流離譚ではないかと。

どことも知れぬ場所で育った桃太郎が目的を見つけ、そのための試練を克服した結果に貴い存在となる。

山口作品では居場所を見失い目的だけを押し付けられ、訳も分からずただ困難だけが目の前に差し迫っているが、その試練の前で足踏みしている桃太郎の通過儀礼の話。

物語は今のところ周りのキャラクターがガヤガヤと騒いでいますが、最後は桃太郎が締めないといけないのでしょう。

来週で一月が最後ですが桃太郎は決着をつけられそうでしょうか。

今月で終わらなくてもいいのですが、いつかは終わりが見たいですね。

2016年1月15日金曜日

自分のクセや苦手な部分を知る

1月14日WakuWaku
高槻現代劇場306号室にて、
今日は11名の参加でした。



新しく、椅子をつかってのゲームです。
まず、鬼をすわらせないゲームと、
同時にすわらないゲームをしました。
これは、相手の動きをみて瞬間に反応し動く練習です。また全体を俯瞰する訓練にもなります。

さて、新たなテキストです。誰が演じても同じ演出で演じる為に、自分の苦手部分を克服しなければなりません。
作品は、永井愛作 「僕の東京日記」より抜粋。
時は1971年、場所は安アパート春風荘の食堂です。ご飯も作ってくれるアパートの管理人と新劇の女優の卵の会話、起き出してくるのは活動家です。



ますは自分で考えて演じます。
その後先生の演出の通りに、自分の考えは取り下げて、演じてみます。





小渕の目的は何か?これを明確にします。そして、会話中に「感情の切り替え」を行います。

台詞の「クセ」を直すように言われました。自分のクセは自分ではわからないものですね。
語尾が上がる、声が裏返る、台詞が滑るなどなど。そして性格に合わないセリフや、普段の自分が決して使わない言葉使いも、練習しましょう。

来週21日は高槻現代劇場2階205号室で練習です。
(土井)









2016年1月12日火曜日

時間との勝負。

1月12日 そよ風ペダル 担当梶川

今日は入団希望の方が来られましたので、いつもより丁寧に開設が入りながら体のアップと発声をしていきます。

あらためて解説を聞きながら行うと知らずに簡単にしていたことや、何となくになっていたことが再確認もしくは再発見できてとても良いですね。

脚本は30ページまで届きました。

追加分を稽古して、動きのあるシーンなので動きの段取りを確かめて、最初からここまでを通しました。

所用時間が30分を切っていて、筒井さんの中で書きたいことがたくさんあるが、あまり上演時間が長くなるのも考え物で、思ったよりも短い時間で収まっているということでお話がまだ膨らんでいきそうです。

ある程度の人物紹介が終わり、事件が起き始めました。

上演時間が許せば3幕ものになるそうですが、ここからはだんだんと1幕の終わりへ向かっていくそうです。

というところで、来週の稽古は筒井さんがお休みで恍惚一座の講師の山口さんの代講になります。

脚本稽古から離れて演技の基礎練習になると思います。

どんな内容の稽古になるでしょう、楽しみなところです。










シニアファンタジー!

1月12日 恍惚一座 担当梶川

まずは次回公演の脚本のアイデアを出していきます。

脚本は今回も伊地知さんに執筆をお願いします。

伊地知さんからのアイデアを聞き、うっとりからも要望というかアイデアを話しあいました。

ファンタジーという言葉から妖精は?若返りは?と。

好き勝手言っていますが、伊地知さんいかがでしょう?よろしくお願いします!

桃太郎の稽古は追加脚本が届きまして、脇役であった喫茶店の店員が実は、という設定が追加されました。

この裏設定の追加でキジ役にも裏の顔が出てきます。

そうなると、先週までに作った演技にもこの裏の顔を含めて演技を作り直す必要が生まれまて。

こういった細かいディテールにこだわった演技を作るのはとても楽しいですね。

今日はとことん細かく演技を作っていきました。

どんどん楽しい作品に仕上がっています。

来週は追加脚本があるでしょうか?おしまいまで読んでみたいところです。

2016年1月8日金曜日

初稽古・・・全身に「気」を満たす深い呼吸

17日高槻現代劇場306号室にてWakuWakuの初稽古です。
13名ブラス見学1名、現代劇場の川中さんもご一緒に、まず新年初の人間知恵の輪。今日は何度やっても輪が2つになります。


さて、仰向けに寝転んで目を閉じ膝を立てて腹式呼吸。
自然に吸って自然に吐けるだけ吐く、ボンプとしての自分の身体を感じます。目を開け、見えるものを意識し呼吸。
鼻から吸って口から吐く、空気が手のひらから入って足から出て行くイメージをしながら。身体全部を使って、全身に「気」を満たします。
ペアになり、背中を触りお腹から呼吸をしている事を感じます。深い呼吸をするレッスンです。

次は3人のチームに分かれフリートーク。

最初のチームはお正月見たテレビや博物館、落語の話題。
「ババアは楽しい初笑い」という言葉が新鮮です。。


二番目のチームはニュースの中で感じた事を話すというテーマが与えられました。薬、持病、老後、年金、介護の話題に。

三番目は、スターバックスの福袋買占め転売事件について話す
ことになりました。そこから他の事件の話題に転じ、新入生に対する制裁の話題に発展します。

4番目は、芝居について。
美沙さんが映画に出た時の経験より、演劇は小さな役でも舞台に出ている限りカットされないのでいい、という意見、そうですね、再認識でした。




続いて5番目も演劇に関する話題。大衆演劇を見に行って、セリフの無い時の演技が勉強になった、長い朗読で息切れがした、九州弁のイントネーションの話題に。



最後はホワイトボードを使い、脚本のプロットを作る話し合いをしました。ハッピーエンドがいいという中、スヌーピーさんは最後はみんな死ぬ結末がいいと。
「場所:大阪」からもう少し絞ってみましょう、というせっちゃんの意見でより具体的な設定になりました。



今日は5時から会館1階のレストランで、新年会を行いました。幹事の皆様本当にありがとうございました。
来週も306号室でお会いしましょう。(土井)


2016年1月7日木曜日

この先を予感する。

1月5日 そよ風ペダル 担当梶川

新年初めましての稽古です。

新年の挨拶もそこそこに、お休み中になまった体をあたためていきます。

今日も6ページ分の脚本の追加がありました。

人物紹介とともに、ひとつの事件が静か動き出しそうだと予感させるシーンです。

だんだんとみなさん、自分の演じているキャラクターが馴染んできたようで少しずつ特徴が見え隠れしてきました。

自分とは違うキャラクターを演じてみたいという声がありましたが、今回はその希望が実現されるのではないかと予想しています。

年末年始に筒井さんは公演をされていたのですが、きっと脚本の執筆もされていたはずで。

その割には追加のページ数がいつもと変わらないなと思っていたら、実はすでに30ページ近く先のお話が書けているそうです。

ですが稽古をしてみてわかることもあり、書き直しをすることもあるので一定のペースで脚本の追加をしているそうです。

焦らしてるわけではないと話されていましたが、やはりこの先がどうなるかが気になるわけですが。

先を想像しながらじっくり待ちましょう。



2016年1月5日火曜日

桃太郎と犬と猿とキジと鬼と店員。

1月5日 恍惚一座  担当梶川


新年最初の稽古です。

一月中は次回公演の脚本の仕上がり待ちで、山口さんが先月書いた名作をもとにした「桃太郎」を創作していきます。

オリジナル作品をしていたチームも参加です。

こちらはまずは配役から読み合せへ。

すでに創作をしてきた方は演技の工夫を作って、主にキャラクターの関係が見えてくるように動きや話しかけ方を模索していきました。

自分の演じているキャラクターについて考えて演技していくと自然とシーンにメリハリが出てきました。

実際の演技を見ていると、なんの気ないやりとりのところにこそ、笑えるネタが隠されていることに気づかされます。

来週にはもう少し追加のシーンが届くかも。

とても楽しみです。