2015年12月25日金曜日

6様のブランチとステラ 


 12月24日WakuWaku 担当土井
今年最後の練習です。
高槻現代劇場306号室にて12名の参加でした。

先週劇団名も決まり、2週間ぶりに人間知恵の輪をしました。初めてワークショップで人間知恵の輪をしてから、随分時間が経ちました。もう名札も必要なくなりましたね。



その後、水銀ワークならぬ、蜂蜜ワークです
蜂蜜をゆっくりと身体全体に垂らし、垂れているのを見ます。
自分が見られている事を意識して下さい。
イメージが途切れたら、途切れたところから蜂蜜をかけましょう。

目が寄り目になった、という感想がありました。「無限遠点」(土方巽氏より)、どこまでも遠くを見ましょう。

また、見えないところは皮膚感覚で感じた、まだ身体がねちょっとしている、という感想もありました。
動きを創る根拠はダンスのムーブメント作りに通じます。
自分の存在について圧倒的な自信を持ちましょう。

さて今日は一ヶ月稽古を積んだ、ブランチとステラの発表です。



アイコンタクトで、セリフの無い時間の芝居を創る事に成功しました。ブランチを避けるための「本」も活きています。


絵の作り方もよく、コミカルな仕上げです。
瞬間瞬間に反応しながら、全部を繋げて滑らかにしていくといいですね。



切り替えのいろんな可能性が生まれました。

相手に遠慮せずもっと大胆に演じても大丈夫です。



ステラが怖がる、ブランチの強い視線が成功しました。視線を外すかどうか随分悩んだ事でしょう。視線の意図を感じます。



2人で何を捜しているのかと思ったらコンタクトレンズでした。

動きで変化が出ます。
本人の個性を大事にしながらも、苦手な部分が伸びていったらいいですね。

自然な感じが出ています。
ナチュラリズム、アンニュイな感じ、立ち位置も考えられています。日の光をどう使うか?逆(日の光を避ける等)も使えますね。

同じ台本から多くの人格が生まれました。
視線の使い方や
台詞のない時の身体の使い方がぐんとよくなりました

この一ヶ月間、チームごとの色を作りました。
来月からは、できない事にも挑戦してみましょう。
どんな演劇をやりたいか、どんな特技があるのかも徐々にわかりあえたらと思います。


今年は皆様に出会えて大変幸せな年でした。
良いお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(土井)

2015年12月22日火曜日

自己紹介パートで役柄を深める。

12月22日 そよ風ペダル
 
追加脚本が届き18ページまで。
 
読み合わせをして、前回の段取りの決まっているところから振り返りながら動きを決めていきます。
 
まだ見えてこない人間関係もありながら、これからどう話が進んでいくかわかりません。
 
さしあたり人物紹介パートですかね、今のところ。
 
前回で配役は決まっています。
 
役柄は一人以外は今日で舞台に登場しました。
 
ゆっくりキャラクターを深めていきましょう。

脚本を執筆する。

12月22日 恍惚一座
 
 
冬至ですねみたいな話をしながら今日の稽古が始まります。
 
名作チームは山口さんが書き進めたシーンを読み合わせして、立ち稽古を。
 
もとネタは桃太郎なんですが、とても不思議な設定に仕上がっています。
 
立ち稽古では見ている側からのアイデアで動きを考えていきました。
 
立ったり座ったりが出るだけで作品にメリハリが出ます。
 
オリジナル脚本チームは脚本が最後までできてきました。
 
山口さんを交えて読みあわせをして、執筆についてのアドバイスなど。
 
簡単ではないですね、脚本執筆。
 
残り30分で次回作をどうするかの話し合い。
 
少なくとも1月中で書き上げないと。
 
しかも50分もの。
 
制作サイドは休みなく動きます。
 
年始の稽古でお年玉としての脚本を少しでもお渡しできればという気持ちです。 
 

2015年12月18日金曜日

劇団名決定!

12月17日高槻シニア劇団新クラス
高槻現代劇場306号室にて12名の参加でした。

いつもの知恵の輪ワークを止め、「今日は劇団名を決めましょう」という先生の言葉に全員盛大な拍手。
先週の話し合いの続きに加え、代替え案も出、そして、名前を絞り、提案者推薦者のプレゼンの後、1人一票の無記名投票です。
会議の前にご欠席の方にもメールでご連絡。
以下の流れで、決定されました。


とんからりんの音の響きを残し、替わりにトンチンカン、ポンポコリン、ぽんからりん、チロリン
意見の対立は争いになる、そこに新しい意見でまとめることもあると、先生から。

WakuWaku
自分で提案をしていないが、推薦をするワークで当たって、いいと思った。

とんからりんについて
戦争にかかわる歴史を述べただけで、皆がいいなら、構わなくはないが仕方ない。

言ってもらって歴史に気がついた。

ポンポン山倶楽部
高槻なので、ぽんぽん山を、とんからりんに代わる音の響きのいい言葉として揚げたい。ポンポン山は他にも使用されているので、倶楽部をつけたい、仮名でもいい。

それぞれの提案者からのプレゼンです。

スニーカー
50歳以上のスマートさ、爽やかさを出したい。スニーカーはシニアに流行っている。

虹色スニーカー
スニーカーに夢を乗せたい。

WakuWaku
ワクワクしたい、させたい。惑いながらも行動したい気持ちを、表したい。意味がわからない方がいい。曖昧さの妙。
他にもありがち?

ポンポン山倶楽部
親しみ、高槻らしさ、響きがいい。






投票の結果、WakuWakuに決定しました。
皆様お疲れ様でした。決まって本当に良かったです。


その後空間構成のエチュードをひとつ。
視線の誘導、主観と客観。
立ち位置で空間を客観的にコーディネートします。これが次のブランチとステラに生きてきます。同じポーズでも関わり方、立ち位置で変化が生まれます。





さて、ステラとブランチ
この2ページの台本の中で登場人物の大きな目的は何か?をはっきりさせ演じてみましょう。様々な目的のステラとブランチが生まれました。




お互い昔の関係に戻りたいと思っている2人
編み物をしながらセリフを軽くすることに成功しました。舞台設定を変えて素敵です。




救ってほしい姉に救いたい妹です。

熱演でした、笑いの使い方、切り替えが上手くいきました。
今度は動きと目的が合致するようにやってみましょう。





妹によって失くした自信を取り戻したい傲慢な姉に対し、前みたいには虐げられたくない反抗的な妹です。
完成度が高いブランチは弱い所もあります。ステラは好戦的、立ち位置が良いですね。




妹をストレス発散の相手にしている姉。振り回される妹とのギャップ。





自信を持ちながらも妹にすがりたい姉。

こりごり、早く帰ってほしい、と思う妹です。




昔の嫌なお姉さんになればいいなと思っているステラに、
弱くて、助けてほしいブランチです。



現実逃避、傲慢、とにかく弟にかまってほしいが、生活を壊されたくない弟は姉を無視します。

舞台設定もはっきりとゴージャスになり、人物の「目的」がはっきりすることで、ぐんぐん面白くわかりやすくなってきました。
来週はいよいよ発表です。306号室でお会いしましょう。(土井)

2015年12月15日火曜日

キャラクターを演じる。

12月15日 そよ風ペダル 
担当 梶川
 
すでに次回作品の脚本が届いています。
 
よく考えると、これまでの作品創作では事前にいろいろなテーマを決めて劇団員同士で話し合い、それをもとにしながら筒井さんが執筆されます。
 
そう考えると今回は筒井さんの中から生まれたお話しですね。
 
これまでの作品は皆さんの等身大という感じの演技が求められてきました。
 
例えば台詞の語尾を自分なりに変えたりして、自分の感覚に脚本を近づけていた印象です。
 
 
しかし今回は自分の感覚を脚本に寄せていくことになる予感がします。
 
つまりは台詞の自分なりの変更はできるだけしない方が良さそうです。
 
自分とは違うキャラクターを演じたいという声がありましたが、今回はそこに重点がおかれていきそうです。
 
ストーリー作品でしっかりとしたキャラクターを作り上げていきます。
 
じっくりゆっくり作っていきましょう。

予定変更!

12月15日 恍惚一座 担当梶川
 
2チームにわかれて稽古をしています。
 
名作チームは山口さんが書かれてきた脚本の稽古を。
 
思えば初の山口脚本ですね。
 
読み合わせしたり立ち稽古をしたり、山口さんが進めていきます。
 
オリジナル脚本チームはどんな事件が起こるか、それぞれの人物がどんな関係か、人物像、目的、終わりがどうなるかをとことん話し合ってアイデアを出しあいました。
 
その後、自分がその役柄だと思い込んで周りからの問いかけに即興で質問していく。
 
思いもよりなかった人物像が浮き彫りになりました。
 
アイデアが盛りだくさんで短編としておさめきるのかという話に。
 
最後にこれからの予定を話し合い。
 
いろいろな事情から4月の練習発表は秋ごろにずれ込むかも。
 
1月からは別の作品の稽古を開始です。
 

2015年12月11日金曜日

相手の台詞をどう聞くか?

高槻シニア劇団新クラス 
12月10日高槻現代劇場306号室にて
今日は11名の参加でした。

人間知恵の輪等アイスブレイクの後、
今日も劇団名について話し合いました。

先週二票以上あったものだけを残し、
再投票。トンカラリンが一番人気だったのですが、トンカラリンの歌、「隣組」の背景に、拒否反応も出てきました。
杉の子隊をご辞退される、タンポボさん。
ポンポン山という新意見も。


さて、欲望という名の電車
相手のセリフをどう聞くか?という事を大切にして下さいとアドバイスがありました。
しかし、自分でやって見ると、なかなかこれは難しい事がわかりました。自分の事で精一杯になってしまいます。

テレビを見つづけ、顔を合わせようとしないステラに、ブランチはもっと私に向いて!と迫りましょう。テレビを切ってもいいのです。ステラがブランチの話に興味を示し始めるタイミングは?



ステラがアル中のブランチをスルーして、場所が入れ替わると新鮮です。
ステラに嫌な思いをさせて下さい、お腹を摘んだり。
ブランチはソファに横になってもいいですね。
わざとテンポを崩してみましょう。



ステラの綺麗な手に嫉妬し、意地悪するブランチ。
変な間によって関係性を表現する事が出来ます。
見ては外すという目線の癖は多くの人にある事がわかりました。



忘れそうになるセリフを繋いでいく感じ、うまく乗り切りました。
アクションを定位置に毎回戻さなくていいです。

窓を設定したら、窓から外を見ることも出来ます。
酒でも飲ませておきましょうか?


がたがたと椅子を動かしながら追い詰めるのも面白いですね。



ステラに抱かれることにより、フワーとなる感じを続けましょう。
台詞が深刻になりがち、に気をつけましょう。
例えばもう一杯つぎに行こうとして、
ブランチのセリフが入るというタイミングも、いいですね。

本当に様々なブランチとステラ。
あと2回で何処まで進化するか本当に楽しみになってきました。また、この本をもっと続けて練習したいというご意見もありました。

それではまた来週、306号室でお会いしましょう。(土井)

2015年12月8日火曜日

構想段階

12月8日 そよ風ペダル 担当:脇田

第3回公演も終わってひと月。またここから1年かけて新作を作っていくにあたって、今日の稽古は早速、叩き台となる脚本が全員に配られました。たったの6ページ、ワンシーンではありますが、ほぼ当て書きなのもあって、設定、キャラクター造形の基礎は出来上がっていると感じさせる内容でした。


さて、とはいえまだまだ構想段階の脚本ですから、配役次第で物語の推進力が変わってくるのが演劇の醍醐味の一つでもあります。
ですから、演出と脚本を兼ねている作家さんは「この人にこの役をやってもらったらどうなるかな」と想像しながら筆を運んでいることが殆どだと思います。役者さんとの相乗効果ですね。
構想段階の今だからこそ、色んな役者さんに試してもらいながら、構想をふくらませていくことも大事。この日の稽古は、いくつかの組み合わせでの読みあわせを、じっくりとやるのが主となりました。

次週はまた引続き台本の創作を行っていきます。

ブラッシュアップ

12月8日 恍惚一座 担当:脇田

「12月中には脚本をあげてしまいたい」
という一言から始まった本日の稽古は、4月の本番に向けて分かれた2つのチームにそれぞれ1時間ずつ時間を割り振って稽古をするよりも、せっかく広いホールで稽古が出来る方が効率が良いということで、場所をセパレイトして、それぞれで稽古を進めていくことに。


それぞれ脚本を担当する茜さんのチームとパンナさんのチーム。
僕は、パンナさんチームの方にベッタリついて見させていただきました。

印象的だったのは、まず30分以上は脚本についての摺り合わせが行われていたことです。
パンナさんから脚本の設定の説明があるのはもちろんですが、キャラクターの造形に関して、割と役者陣も闊達に意見を交わします。
特にそうなってくると出てくる意見なのが、「この台詞は言い難い」。

この意見、あくまでもネガティブな意味ではなく、整合性の話ですね。
「これこれこ〜いうキッカケがあればこの台詞は言えるが、無いから言えない、言っているとお客さんが置いていってしまう」ということですね。

まだ叩き台の脚本ですので、そういった整合性が取れてない台詞があるのは不思議な事ではありません。
それよりもこういった稽古を重ねることでブラッシュアップされていくものです。12月の稽古は残り2回。
今日は冒頭のワンシーンのみでしたが、さて、次週はどこまで立ち上がってくるのでしょうか。

2015年12月5日土曜日

高杉クラス バラエティに富むブランチとステラ

高槻新クラスの稽古、
高槻現代劇場306号室にて、今日は12名の参加です。

まずは人間知恵の輪。



そして今日初めてのワンワードゲーム。
輪になって、一人一つの単語を繋いでゆき、みんなで文章を作ります。相手をコントロールしないように。
アイデアを足して否定しない事が約束です。
今日は、まずは桃太郎の話をつなげました。
昔々あるところに、という定番の言葉でふた回り程した後、だんだんとオリジナルな言葉が出てきて、それがとても面白いのです。


先生から舞台用語についての説明をしていただきました。
仕込、ゲネ、リハーサル、場当たり、きっかけ、バラシ、上手、下手
奥、センター、面(つら)、袖、舞台袖、出はけ口、はける、板付・・・
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、初めての方はゆっくりと稽古の中で覚えていって下さい。



さて、劇団名についての話し合い
てくてくスニーカー、とんからりん、という名前が新たに出きました。いままで出た案を書き出し、一人2票ずつ投票しました。
結果は、とんからりん7票、WakuWaku5票、スニーカー3票、杉の子隊2票、虹色スニーカー2票、青いスニーカー1票、夢色スニーカー1票、小春日和1票、夢組1票、夢の途中劇団1票でした。


後半は欲望という名の電車
役の中に命を吹き込み、二人の関係とキャラクター、そして舞台設定を考えてください。


隠しているところから漏れるステラの怪訝な表情、ブランチの作るイヤーな間をステラはどう受け止めるか?


ステラの穏やかな反抗、ブランチの追い詰める怖さ、目をそらさずに相手に重い負荷をかけましょう。話題の切替をスムーズに。



弱いブランチ 薄ら笑いのステラという、いままでにない関係性も生まれました。




男性と女性の違いが出ます。どうしていいかわからない、アメリカぽい男ステラに和風のブランチ、切り返しのよさ、ブランチの目的が見えて来ます。




一番ギスギスした二人、どんどんギスギスして喧嘩して下さい。ブランチのアウトプットの強さを活かしましょう。




目的がわかりやすくドラマチック。
ステラによくしてもらってるのに、ウズラみたいという傲慢なブランチ。きれいにつないでいきます。

今日も何名かの方はすっかり台詞を覚えていらっしゃいました。セリフを覚えると、受け取る、発する情報がグンと多くなります。
そして、自分の言動を相手からどうみられたいか?を考えて下さいね。

来週も306号室でお会いしましょう。
(土井)

2015年12月4日金曜日

濃密な話し合い。

12月1日 そよ風ペダル 担当梶川

お久しぶりのそよ風ペダルの稽古です。

いつものボール体操から始まり発声まで、じっくりと体をあたためていきます。

アップをしましたが、今日は最後まで話あいでした。

これから次回公演までどうしていくか。

どんな作品を上演したいか。

出てきた意見を箇条書きに。

・明るく、楽しく、面白く、わかりやすい作品
・100%わかりやすい芝居は防犯の寸劇みたいなもの
・ドラマがほしい
・ダンスで終わってほしい
・自分と全く違うキャラクターを演じたい
・良い曲を探してほしい
・正義を訴えた説教くさいのは嫌だ
・品位のある笑いがいい
・時間に余裕を持って稽古したい

最後の意見にも関係しますが、年一回公演ではさびしいという意見もありつつ、かといって二回公演は時間的に厳しいわけで。

年に1作品の創作で、途中で練習発表会をすることになりました。

日程や場所については決定次第またお伝えするとして。

濃密な話あいでした。

短篇二本立て。

12月1日 恍惚一座 担当梶川

今日は稽古というよりも会議といった様相です。

前回までの即興による場面創作は最後の30分弱で、殆どの時間を次回公演をどうするかの話し合いに費やしました。

1人1人が次回の作品をどんなものにしたいか、その思いを語っていきます。

改めてその思いを聞く機会もなかなかないので、とても有意義な時間です。

そして4月の発表会の話も。

オリジナル作品と誰もが知っている有名なお話を脚本にして作品化しての二つの短篇作品の上演になります。

というわけで劇団内でどちらの短篇に出演するか、2チームに分かれることになりました。

12月中で脚本完成を目指します。

オリジナルは即興を続けながら、劇団員の1人が脚本を執筆します。

有名作品の戯曲化は劇団員の中で作品を色々選んで、決定したものを山口さんが台詞にしていきます。

12月中の脚本完成を目指します。

いろいろなことが前進した一日でした。