2015年5月6日水曜日

中心軸を意識する。

4月28日  そよ風ペダル
今日は富田ふれあい文化センターの大ホールでの稽古です。
いつもと違う空間で本番に向けての予行練習です。
目の前に客席があるので、いつもより声が前に出ているようです。
ダンス稽古も舞台上でエリアを区切って。
フリのことやダンスそれ自体ではなく、実際の舞台だからできる稽古をしていきます。
目線であったり空間の中での立ち方だったり。
自分達でうまくいってないところを出して作り直すことをしたり。
フリが最後まで決まっているのでとにかくあとは繰り返し練習です。
目に見えて成果が出ています。
芝居の稽古は完全に脚本が離れました。
セリフがとんだ場面がありましたが、それを全員で共有して楽しみながらリカバーされていて、よくわからない盛り上がりが見れました。
本番はちゃんとやるとしても、このリラックスして舞台にいることはとても大事ですね。
この感覚でテンポよく芝居を進めていければ。
舞台に立つ体についての話でニュートラルな状態にするということをよく言われます。
では果たしてニュートラルとはどんな状態かというと、例えばサッカーのゴールキーパーがどんなシュートがいつ飛んできても良いように常に準備された体のことと説明されます。
それはよくリラックスした体とされて、横になって脱力する練習をすることがあります。
リラックスした体とニュートラルな体は別のものかもしれません。
何にでも対応できる準備された体というのは、確かに無駄な力は抜きますが、だからといって全てを放り出すわけではありません。
必要最低限の力で足で地面を押しながら頭は空に落ちていく意識で舞台に立つ。
つまり体の中心に軸を持つこと。
それは演技の中心軸にもなっていくのでしょう。
話が逸れたようですが、これから作品の中にも軸が生まれていけばと思います。