2015年4月28日火曜日

夢を語る。

4月28日 恍惚一座
今日の稽古場所は富田ふれあい文化センターの大ホールです。
常設客席が16席×8列、合計126席でプロセミアム舞台。
上手に花道があって間口が約7メートルで奥行が約5メートル。
市民の方が自主的に活動したものを発表していくのにいい環境だと感じました。
普段の公演が集会室を頑張って舞台空間にしているので、とても新鮮でここで公演ができたらなぁという声が。
気持ちはわかりますね。
そして今日は稽古場にお客様が。
なんとイタリアから役者をやられている方です!
一座の中にもともとイタリアで演劇をされていた方がいらっしゃって、その時の友達が遊びにこられたとのこと。
いつかイタリアと日本で協力して公演をしたいという話で盛り上がりました。
夢は無限に広がっていきます。
というわけでイタリア男性と一緒に名前を覚えるワークと椅子とりゲームをして、脚本稽古。
舞台と客席というのがしっかりある空間で立ち稽古をすると演技の質がかわりますね。
例えば声を客席に届ける意識。
そして動きについてもいつもよりたくさんアイデアが出た気がしました。
未来の話をしながらも、今年は高槻現代劇場で秋の公演で。
脚本に馴染んでいく期間です。
新しいページを待ち望みながら稽古を進めましょう。

2015年4月21日火曜日

ダンス、出揃う。

4月21日  そよ風ペダル
ついにダンスのフリが出揃いました。
まだ覚束ないところもありますが、なんとか最後まで曲は止まらず繋がっていきました。
画像は曲が終わった瞬間のみなさん。
最終的にはカメラ目線で笑顔で踊れるようになりたいですね。
ならび位置の修正や大技の練習、新しい振り付けの練習をしました。
細かな手足の振り方など、これから丁寧に稽古していきましょう。
脚本稽古は前半の稽古です。
久しぶりにオープニングからの一連の流れを見ましたが、なかなかドキドキしますね。
画像2枚目はオープニングのシーン練習。
出演者全員が写っています。
筒井さんから時々、ここではこんな照明変化が入りますから、こういう段取りで演技をしてくださいと指示があります。
劇場空間での公演が始めてなわけで、照明効果がしっかりと入ってくるということ。
どんな舞台空間になるのか、想像するとワクワクします。
先週のブログで書いたホール稽古が来週になります。
照明はありませんが、まずは広い空間を楽しんで稽古しましょう。

日常の中からストックを見つけ出す。

4月21日 恍惚一座
 
エアロビクスが始まりました。
 
動画を探してダンスエアロビクス。
 
リズムがはやくて途中リタイアが半数。
 
体はあたたまりましたが、できないとなると本末転倒。
 
リズム感がつきたいということなので、自分の体のできる範囲で続けましょう。
 
そして、じゅげむはみんなで練習を。
 
自分がどこまで言えるのかを確認。
 
大きな声を出すにはどうしたらいいか、腹式呼吸ってなんだろうと、みんなで自分の体を使いながら試していきます。
 
よい声を目指して繰り返しましょう。
 
脚本稽古は考えた動きを打ち合わせせずセッション。
 
見ている側からの意見を参考にしながら、動きをブラッシュアップしシーンの中でひとつ見えやすい形を創作する。
 
例えば視線で一人が無視されているという関係性を作り出す。
 
今は引き出しにストックを貯めている時期ですね。
 
公演で使えるかはわかりません。
 
でも何かの折に生かされるのです。
 
どちらかというと今日の稽古は舞台に立つ方もさることながら見ている側が大切だったような。
 
見てどう見えるか感じるかを客観的に意識化できる技術をつければ生活のいろいろな場面でもストックを増やしていけるはず。
 
日常の感覚を大切に創作に望んでいきましょう。
 
 

2015年4月20日月曜日

みんなを元気にしていく熱意。

4月14日 そよ風ペダル
 
今日は稽古にスタッフさんが来られました。
 
どんな舞台にするか、照明と音響をどうするか、決めるべきことを話し合っていきます。
 
今回の作品は舞台セットは少なくて一見して簡単に設営できそうに思えます。


あらすじにある"深沢が残した「記憶」"というのを舞台上に立ち上げるために、とある仕掛けをしています。


その仕掛けを実験してみないと舞台装置の配置が決まってこないため、急きょ高槻現代劇場を飛び出して富田ふれあい文化センターという施設の客席200人規模の大ホールで稽古をすることが決まりました。


本番前に少しでも広い空間を体験できるのは作品の質をグッと引き上げてくれることでしょう。


スタッフさんが来ていますが、普段通りの自然体で稽古は進んでいきます。


ダンス稽古はついに団体行動から、これぞダンスというような大技のパートに入りました。


これまでのところは前回公演とは違う振り付けを覚えてのダンスでしたが、ここからは前回もやった振り付けです。


とは言っても前回も苦戦はしましたし、向上してさらなる美しさにこだわりたいところです。


シーン稽古は半分以降からクライマックス直前を通して何度か繰り返し創作していきます。


お休みの方がいたので今日は代役で稽古に参加しましたが、稽古時間を延ばしているのでじっくり集中して創作をしています。


休憩をとるタイミングがなくて、稽古終了30分前に少し休憩をとるかやりたいこともあるのでこのまま続けるかという問いかけが筒井さんから。


私は内心トイレ休憩が欲しいなと実は思っていましたが、みなさんの判断は続行と。


熱意の表れですね。


稽古を終えて私はヘトヘトになっていて、どちらかというとみなさんの方が元気でタフでした。


本番が近づいてきて、これから稽古も熱を帯びていきます。


どれだけタフであっても、ここからは如何に自分の体調を維持するかといったことも。


シニア劇団では自分だけでなく、ご家族など周りの方の体調も気にすべき問題になることもあります。


周りを全て元気にしながら作品を創作していきましょう。



2015年4月14日火曜日

マルチタスクからアクション。

4月14日  恍惚一座
 
昨日まで山口さんは体を使ったパフォーマンスを交えた作品を上演をしていました。
 
みなさんの中でも観に行かれた方もいて、ダンスについての話で盛り上がりました。
 
自分達も次回の公演でダンスを踊りたい!
 
ということで、これからラジオ体操の代わりにエアロビクスをすることになりました。
 
体を動かしてアップをしつつ、リズム感も養って躍りに繋げていきます。
 
そして、発声については落語のじゅげむをはっきり一息で言えるようにする。
 
発声について、声をどうするかもさることながら、客席が近い劇場であるならばいかに緊張していない体で普段通りの声が出せるかが大事ではないかと。
 
体に力を入れて大きな声を出すことよりは、一語一語をはっきり喋ることを重視していこうと思います。
 
 
 
脚本ワークはこれまでやってきたマルチタスクを実際にシーン創作の中に。
 
始まりのワンシーンで一人の役は4~5のセリフを覚えて脚本を離します。
 
その役に「物を拾って別の役に渡す」、「さしてる傘をたたむ」「着ているレインコートを脱ぎ畳んで袋に入れる」、「鞄からノートと筆記用具を出す」という動き段取りを行う。
 
これらの段取りをどうこなすのかが課題になってきます。
 
マルチタスクとして、動きつつセリフを言って、誰に向かっているかを考えてなどなど、やることはたくさんあります。
 
しかもその段取りをどう扱うかでキャラクターの性格が見えてきます。
 
畳むことをどうするかで神経質か大雑把かわかります。
 
いろいろ検証しながらマルチタスクからアクションで表現できることに話がおよびました。
 
来週はみんなそれぞれで役柄の段取りを考えてきて、それを出しあってシーン創作をしてみます。
 
そしてセリフも覚えてくると。
 
はい、頑張りましょう。

2015年4月8日水曜日

いよいよ脚本を手放す。

4月7日  そよ風ペダル
 
 
ついに脚本をはずしての稽古が始まりました。
 
稽古時間も長くなっています。
 
いよいよ本番が近づいてきました。
 
さすがに長いセリフはつまってプロンプの入る場面が多少ありますが、最初にしてはすんなりと流れていきます。
 
前回上演に比べて3分の2くらいに作品を短くしているわけで、すんなり進むともうこの場面かと感じます。
 
前回を知っているからなんですけど。
 
物理的に無理なんですが、ロングバージョンでないのが惜しいなぁと少し感じたり。
 
さておき、脚本が手から離れたことにより動きや立ち方も見えてきて、そこに演出もついていきます。
 
語り口や動きについて、段取りや演技について細かく丁寧に演出がついていきます。
 
語り口なんかの演技については時間をかけるとして、稽古場では動きなんかの段取りを修正していきました。
 
ダンス稽古も大詰めです。
 
曲として最後のサビの繰り返しに差し掛かり、前半は団体行動でしたがここからは大技が繰り出されていきます。
 
本番を意識しながらもう一踏ん張り作品を良くしていきましょう。
 
 

2015年4月7日火曜日

開眼して俯瞰する。

4月7日  恍惚一座
 
静寂に包まれたワークから。
 
みんな目を閉じて椅子に座り、一人が誰かのところに歩いていき耳元で物語をささやく。
 
交代して囁かれた人がその内容から発想した物語をまた誰かに囁く。
 
そうやって数珠繋ぎにして物語を作るわけですが、もちろん囁いているので物語の部分でしか一人一人は把握できていません。
 
後からどんな物語だったか再現していきます。
 
限定していてとらわれない分、話はいつもより飛躍していましたが、途中で誰に言ったかとか、何を言ったかがわからなくなってしまいました。
 
そこで次は目も開けて物語も囁かずに普通に喋っていく。
 
つまりは全体が見えているということ。
 
もちろん再現もしやすくなるわけですが。
 
セリフを覚えたり演技をするときに自分のことだけにとらわれると再現しにくくなる。
 
実際に視点を変えるとわかりやすいですね。
 
要は視野を広げるということ。
 
慣れないことをしているとき、周りが見えにくくなります。
 
ただでさえ舞台に立つという特殊状況なわけで視野が狭くなりがちです。
 
サッカーなどのスポーツでプロになると目の前の光景とともに、上空からフィールド全体を俯瞰することもできるとか。
 
俯瞰する客観視点を手に入れていきたいですね。
 
 
いよいよ脚本が稽古場に届きました。
 
プロローグの4ページでとある事件の終わりから始まっているように思います。
 
つまりはカタルシスが最初にきていて、ビックリするところから次どうなるか想像つかないところから始まります。
 
本当に先がどうなるなか楽しみなところですが、稽古場は限られたシーンの中でいろいろ発想しながら、実際に作品を立ち上げる時に何をしたら楽しくなるかを話し合いました。
 
来週はこの楽しくする発想で立ち稽古をしていきます。

2015年4月1日水曜日

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「やってみよう編」・「体で表現しよう編」

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初心者、男性、大歓迎です。奮ってご参加ください。



日   時   
やってみよう編
①4月6日(月)13時~15時 / ②4月11日(土)10時半~12時半

体で表現しよう編(全6回)
4月13日~5月25日(5月4日除く) 毎週月曜日 13時~15時

場   所:左京西部いきいき市民活動センター 

定   員:各クラス15名(応募多数の場合は抽選。5名以上で開講)

対   象:50歳以上の方(経験不問)

参 加 費:やってみよう編:1000円/体で表現しよう編:6000円(全6回分)

持 ち 物:筆記用具、動きやすい服装と靴

申 込 方 法 :4月1日(水)16時までに当センターへ電話でお申し込み下さい。
       応募締め切り後に参加可能かのご連絡をいたします。

講   師:細見佳代(ほそみ かよ)俳優・演出家
龍谷大学、大阪産業大学非常勤講師。演技WSの他、高齢者や障害のある方との作品作りを行う。個人の歴史を元にした異世代交流アートプログラム「わたしの道プロジェクト」を実施中。

問合せ先:左京西部いきいき市民活動センター
TEL:075-791-1836