2014年5月27日火曜日

私たちが好きじゃないはずのもの。

5月27日 恍惚一座

まずは朝からここに来るまでの気分を話してみました。
何の気ない日常を改めて語ることはあまりないわけで。
あえて意識にのぼらせて、自分の生活を再確認する。
例えば今日の体の状態がどうなのか。
元気なときと落ち込んでいるときでは体の状態が違うわけで。
そのことを振り返るのは役立ちそうです。

説得のワーク。
犬好きと猫好きが対面して、自分が好きじゃない立場にで相手を説得する。
犬好きの人は猫好きとして、相手に猫の魅力を具体的に提示して説得する。
自分の演じる役柄が自分とかけ離れているときにどうするか。
好きじゃないものを語ってみますが、情報がなくてうまくいかないとのこと。
じゃあ、好きなものを語ったらどうでしょうと。
語る内容もさることながら、
口調も瞳もイキイキと輝き始めます。
好きなものと置き換えて
本当に好きだと思い込んで語れるか。
語っていると好きじゃないはずのものが
だんだんと好きになってくるから不思議です。

残りの時間は脚本の読み合わせ。
これまで読んできての感想や気になることを共有して。
山口さんの手元には伊地知さんから
新たなバージョンの脚本がとどいているようで。
来週はその脚本で稽古。
もうそろそろ配役がきまるでしょうか。

2014年5月25日日曜日

そよ風ペダル公演情報


高槻シニア劇団 そよ風ペダル 第2回本公演

そよ風ペダルの『俳優修行!』

2014年5月 高槻現代劇場にて

soyokaze_0315.pdf

脚本・演出=筒井潤


■日時
5月24日(土) 14:00 
5月25日(月) 11:00/15:00
※開場は開演の30分前
■場所
高槻現代劇場305号室
■料金
前売り1500円 シニア料金1000円(50才以上)

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出演
磯崎清、岩本善弘、川﨑路子、川面真知子、清水東洋子、
竹沢雅美、平良公子、中川善博、樋口眞江、ふう、藤本明美、

前川洋子、和田安正
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高槻シニア劇団そよ風ペダルの公演『ワーニャ伯父さん』が間もなく開催される。ということで、彼らは物語の最初から最後までを通して稽古しようとする。しかし、参加者それぞれの姿勢や考え方の違いから、稽古どころか劇団そのものが危機的状況に陥っていく。はたして通し稽古はできるのだろうか。そして、無事に公演は行われるのだろうか…
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■チケット取扱い
高槻現代劇場(〒569-0077  大阪府高槻市野見町2-33)
電話 072-671-9999(10:00~17:00)
高槻現代劇場HPからもお求めいただけます。
発売日【一般・友の会とも3月26日(水)】
窓口・web 10:00~ / 電話14:00~


2014年5月20日火曜日

自律した役者が見える。

5月20日 そよ風ペダル

最終稽古です。
といっても、小屋入りしてからもみっちり稽古するのですが。
稽古前に最初から半分くらいまで
みかさんで立ち稽古を。
お互いにこうしたらいいと話し合って。
まさに自主稽古です。
役者だけで自律して創作できることはたくさんあります。


軽くアップして発声のあとシーン稽古ののちに通しです。
作品をつかまえましたね。
のびのびとテンポよく。
脚本に縛られていないので役者さんがイキイキと鮮やかに見えてきます。
もうあとはセリフが混線したときに
縛られていない分、素に戻りやすい。
ここだけ解消して。
あと少し気になるとするなら
長い独白で視線が下がりがちになること。
外に向かって大きく見せたいところですかね。
なんたって派手な演技を目指してきたわけですから。
今週末です。
劇場でお会いしましょう。

伝言の準備。

5月20日 恍惚一座

アップはポーズ送り、何してるの?、動きの伝言ゲーム。
シンプルな動きを順番に次の人に伝えていく。
簡単そうに思えますが、実際やってみるとなかなかに。
その変わっていくのが面白いのですが。
どうしたら変化せずに伝えていけるのか。
相手の動きに集中する、ということでしょうか。
たあ来週チャレンジです。

脚本稽古は前回の続きから。
全員で最後まで読んで共有しました。
さらに書き直しが進んでいるわけで。
作品のできあがりに期待が高まります。
改めて最初から読み合わせ。
配役は山口さんから指定が出ました。
本番の役柄を意識しての配役かしらと勘繰りながら。
なるほどそういうことかと感じたり。
来週もこの感じで稽古して、
6月からは完成脚本で本格的に稽古開始とのこと。
こらからやるべきことがたくさん増えてきますが。
そのためにいま万全の準備を。

2014年5月18日日曜日

のびのびとした自分自身を。

5月13日 そよ風ペダル

今日の稽古場は本番と同じ305号室です。
そして、簡易でステージを組んで本番さながら。
アップとシーン稽古を手早く終えて、通し稽古に入ります。
客席の一列目も作ってありますが
見る側には今回関わるスタッフが揃っています。
稽古後には今回の音や照明をどうするかの話し合いがありました。
普通の集会室を会場にするが故に
普通の劇場ではしない効果を狙っていきます。

2014年5月17日土曜日

心に台詞を残す。

5月13日 恍惚一座

先週に続き今週も新たな劇団員が増えました。
募集をしているわけではないのですが
興味を持たれてお問い合わせいただけて、ありがたいことです。
恍惚一座は総勢15人の大所帯となりました。
高槻での劇団員募集の受付は困難になってきました。
京都であれば現在ホームページ上で募集をおこなっています。

http://www.gekken.net/senior/pg285.html

お気軽にお問い合わせください。
と、宣伝はこのへんにして今日の稽古です。


2014年5月6日火曜日

カオスを作り出す。

5月6日 そよ風ペダル
先週に引き続き一時間前からの自主練習。
脚本を持たずに稽古されています。
端で聞いていて、いよいよ作品ができあがってきているなと感じました。
セリフが出てこなかったり飛んだとき
どう対処するかまで話合われて。
何があっても作品を成立させるという心意気です。
そよ風ペダルでは役者の役割が少し特別だとかんじます。

さて、まずは稽古前に衣装合わせです。みなさんのお持ちの服で、特別の舞台衣装というわけではないのですが、なんだかとてもまとまりのある雰囲気のある衣装があつまりました。どうしたらいい、こうしたらいいとお互いにどんどん話が進んでいきます。
これもまた、特別な役割かもしれません。

衣装を着ての通し稽古。
脚本を外して。
何があっても前に進めていきます。
ちょっとしたカオスが逆に生っぽくて面白かったり、
やはりカオスになって止まってしまったり。もう一踏ん張りですね。
流れは入った模様です。
あとはちょっとした台詞を押さえていけば。
繰返しの稽古。
それにつ尽きるのかもしれません。
何度もし、このカオスを手懐けましょう。

動作の質。

5月6日 恍惚一座

5月に入りました。
公演に向かい始めるタイミングで
新たな仲間が加わりました。
というわけで久しぶりに基礎ワークから。
名前タッチ、何やってるの?、リズムポーズ、カウントゲーム。
前の方ができていたこともあれば、
知らぬ間に上達していることもあり。

何やってるの?のワーク。
何かしらの動作をしている人に
何してるの?と問いかける。
答える方はやっていることと全く違うことをする。
問いかけた方が答えの動作をする。

いろいろ狙いはあるわけですが、
先週の話で感情でなく
動作で演技をするという話がありました。
色んな動作がある中で、
例えば具体的な動作と抽象的な動作とがあります。
走ると生活するでは、動作の質が違うというか。
動作についての考察ができて楽しかったです。
反射で答えていくので、
よそうだにしない答えが飛び出して。

「何してるの?」
「不倫してるの。」
絶句、そして爆笑。

本番終わりです。
少し緩んでいるのかもですね。
しばらく基礎ワークをして
次の本公演に向けてチューニングしていきましょう。

先週に続きキャスティングのための稽古。
演出からの意図をあまりいれず偶然の配役を試す。
見えていないところがどれだけ出てくるか。
予想外の化学反応をできるだけ
たくさん起こす時期なのでしょう。
演出家の仕事の8割は
キャスティングだというのは良く言われる話で。
しばらくは丁寧に作品の未来図に思いを馳せて
ワークしていきましょう。