2014年4月29日火曜日

二重奏のバランス。

4月29日 そよ風ペダル

世間ではゴールデンウィークが始まったわけですが、
本番間近で休まず稽古です。
なんなら、稽古前に自主練習。
とにもかくにも台詞を覚えるために円陣になって読み合わせ。
その甲斐あってかだんだん脚本が離れていっています。
本稽古でも細かな演出が要求されています。
気になるのはワーニャ伯父さんの台詞の扱い方が再び。
作品の内容に関わるので詳しく言えないですが。
ワーニャ伯父さんを演じているだけでなく
話の流れの中で使われるセリフであって。
台詞の意味合いが二重になっている。
そもそもの脚本の意味と
話の流れでの意味をどんなバランスで表現するか。
具体的には体の向きや視線の使い方なのですが。
そんなところも踏まえて演出が加わっていきます。
そのシーンによって、二重の意味のバランスも違うわけで。
これからの稽古で作っていきましょう。

終わりと始まり。

4月29日 恍惚一座

一週休んでの久しぶりの稽古です。
まずは発表会の振り返りから。
個人的な感想や本番を終えて作品への見方の変化について。
とろっかとろっかは戦争や商店街の問題、子どもの虐待、恋愛模様とさまざまなテーマを持つしっかりした作品でした。
しかし、台詞覚えに手一杯で作品を読み込むところまでいけなかったり
最初と最後で印象が変わったと。
これを踏まえて、次回公演では脚本が完成した時点でしっかり話をして、
みんなが作品に関して何を感じているのか
お互いに共有しておこうということに。
また、やはり舞台に立つと緊張してしまうと。
これに関しては答えがなくて。
緊張の解き方は人それぞれで。
人によっては、適度な緊張が必要だったり。
このタイミングで山口さんから演技術について。
感情からではなく動きで演技を作る。
例えば形容詞ではなく動詞で演技を考えるとか。
二回の舞台を経験して、少し難しい演技の話もしていきます。
詳しく書かれた本の紹介も交えて。
知識も蓄えながら公演稽古で実践して演技を向上させていきましょう。
というわけでさっそく次回公演の稽古です。
脚本は書き直し中ですが、オープニングとエンディングを配役を変えてよみあわせ。
キャスティング作業はなかなか楽しくなりそうです。
当然、人によって表現が変わるわけで
お互いに影響されていって。
まさに切磋琢磨。
まだ作品の全貌はみえませんが、楽しみに待ちましょう。

2014年4月23日水曜日

セリフの鮮度。

4月22日 そよ風ペダル

衣装候補があつまります。
シックであることが条件のようで。
なかなかいい感じです。
ネットから他の団体がワーニャ伯父さんを公演したときの
画像を参考に持ってきてもらい。
なるほど、こうやって共通イメージが持てるのかと、勉強になりました。

稽古はとりあえずシーン創作を進めていきますが。
セリフはうろ覚えなのですが、
脚本をはずして、わかる人がセリフを代わりに言ったり
わかるところまでシーンを飛ばしたりして
とにかく物語を前に進めていくことに挑戦しました。
案外に長い台詞は覚えていて、
シーンとしての流れも入っていますが、
何気ない一言や細かなやり取りがなかなか難しいようです。
それはそれとして、セリフがとてもリアルに感じられて
見ていてものすごく面白くて。
逆にこれからセリフを覚えてきて
この感じを自覚的に表現しなければなりません。
そよ風ペダルの作品の難しいところはここですね。
セリフを覚えれば覚えるほど、
新鮮さは失われていきます。
でも、この感じが本番の作品になれば
かなり面白い作品になりそうです。
なにはなくとも、とにかく進んでいけましたから。
どんどん良くしていきましょう。

2014年4月20日日曜日

恍惚一座 発表会情報

高槻シニア劇団 恍惚一座 CTT参加作品

『とろっかとろっか 恍惚一座バージョン




2014年4月 アトリエ劇研にて



演出=山口茜
脚本=伊地知克介

出演
あるふ、上西千恵子、大村耕治、島勝美、杉岡浩子、西川惠美子
ふじむらみつえ、望月重貴、望月昌子、森田京子、山地美子

■日時
4月19日(土) 19:00
4月20日(日) 15:00
■場所
アトリエ劇研 (京都市左京区下鴨塚本町1)
■上演協力金
前売・当日とも 950円

詳しくはCTT事務局でご確認ください。

2014年4月16日水曜日

息継ぎの間をなくす。

4月15日 そよ風ペダル 
スタッフさんが稽古場に来られまして。
まあ、いつも通り稽古は進んでいきます。
衣装の話題からはじまりまして、
とりあえずで来週、候補の衣装を持ってきてみるとのこと。
今回の衣装はなんとなく揃えるのが難しいような。
なんたってワーニャ伯父さんですし、派手な演技ですから。
どんな衣装になるか楽しみです。

さて稽古ですが、シーン稽古が進みます。
とにかく今回の作品は稽古あるのみと、筒井さんから。
キャラクターであるとか、表現の仕方みたいなことは
もうすでにクリアーされていて。
セリフを覚えて、テンポ良くやり取りをしていくこと。
例えばそれは、息を吸うタイミングであるとか。
相手の発話が終わったあとに息を吸うと、
相手のセリフと自分のセリフの間に
不自然な息継ぎが生まれてしまいます。
普段の会話でもいちいち喋る前に
息継ぎをすることはありません。
相手の発話の途中でも
喋りたくなったらかぶせて話し始める事もあるわけで。
会話をしている時は常に準備万端だということなのでしょう。
自分のセリフの時になって準備を始めると
この息継ぎの間というのが生まれてしまうわけです。
何度も言いますが、これはセリフを覚えて繰り返すしかありません。
まずはセリフ覚え!
できれば来週までにと筒井さん。
頑張りましょう。

2014年4月15日火曜日

追い込みます。

4月15日 恍惚一座 

ついに今週末、発表会の本番です。
今までの演出の提案は
作品の大枠についてが多かったように思います。
セリフが自分のものになり
シーンが見えはじめ、
演技への提案がメインになります。
通しもして細かく丁寧に演出していきます。
まだまだ変わりそうな予感。
自主的な追い込みで、この熱意で。
ご期待ください。

2014年4月8日火曜日

再び、派手な演技を。

4月8日 そよ風ペダル 
前回の続きからシーン稽古です。
再度、ワーニャ伯父さんを演じるときの
派手な演技について確認しました。
途端にシーンのメリハリがでてきて。
なんというか、てらいなく演技を切り替えられる
みなさんに脱帽です。

ワーニャ伯父さんで遊ぶところから、
現実の方で事件が起きて
シーンの雰囲気が変わるところを重点的に稽古を。
沈黙を作り出したり、
立ち位置を決めていったり。
難しいところをお客さんに
見やすいように工夫していきました。

稽古をしながら筒井さんが音楽を流していきます。
個人的にこの作品は、
音楽を流すのが難しいなと感じていて。
なるほどそうきたかという感じです。
選曲もありますが、
なかなかシーンに趣がでてきました。

そろそろ小道具や衣装の話も出始めて。
その流れで筒井さんから
ゴールデンウィークごろには
脚本を外したいとポロリ。
どよめきがあったような気もしますが。
できるならもっとはやくに、とか。

派手な演技しかり
普段の会話の妙なリアリティーしかり、
中身はいいかんじで創作されています。
台詞を覚えてテンポ良く。
頑張っていきましょう。

仕上げにかかる。

4月8日 恍惚一座 
発表会がついに来週末に迫ってきました。
今日はラジオ体操だけしての脚本稽古。
中盤の全体で見せるシーンからはじまります。
稽古はあと二回。
脚本を外せる人から仕上げに向かっていきます。
終わりまでを丁寧に演出していき、通し稽古。
シーンでついていた工夫が
通しになると飛んでしまったり、
セリフが出てこなかったり。
いろいろありますがなんとか最後まで。
段取りみたいなことは覚え直せばいいわけで。
根本の演技は仕上がりつつあります。
まあでも皆さんにしたら不安になるわけで、
来週は毎日自主練習をすることに。
前回公演もそうですが、
恍惚一座はここからガラリと変化します。
さあ、仕上げにかかりましょう。

2014年4月1日火曜日

周りのリアクション。

4月1日 そよ風ペダル 

前回の通し稽古の提案を意識しながら 
オープニングから立ち稽古をしていきます。 
みんながその場に参加している雰囲気を出すために 
脚本にセリフがなくても 
誰かの発言にしっかりリアクションをして 
場を盛り上げてあたためていきます。 
それ故、発言している人が埋もれてしまいがちですが、 
ここは発言している人が頑張りたい。 

要所で周りがリアクションするところをつくっていきました。 
シーンの整理をして再び立ち稽古。 
盛り上がるところが際立ち、 
周りのリアクションが持続していくので 
緩急ができてきて面白くなってきました。 

セリフが出てこなくて本当のプロンプが入ってきて。 
演技なのか本気なのか良くわからない なんとも言えないシーンが生まれたり。 
まあハプニングなのですが。 
そこにもヒントがありそうな気がします。 

モロモロウロウロの時からそうですが 
脚本に縛られず半分即興で 
のびのびと演技したとき 
そよ風ペダルの魅力は増大していきます。 
今回の作品ではしっかり台詞を言わないと 
成立しないところがあります。 
つまり前回より脚本に縛られざるえません。 
その状態でものびのびと演技できたなら、 
これは一つの上達ですね。 
まずは何度も繰り返して 
台詞を覚えて親しむところから。 
じっくり創作を進めていきましょう。

問いかけから作り出す。

4月1日 恍惚一座 

カウントゲームは45。 
着実に記録を伸ばしています。 
なんとなく余裕が出てきたように感じます。 
20くらいまでなら失敗しても 
巻き返せるのでみなさん落ち着いています。 
だんだんと空気が作られていくと 
明らかに記録が伸びます。 
来週こそ、目指せ50。 

 立ち稽古はまずはオープニングを。 
細かく演出を試していきます。 
身体や視線の工夫で 
シーンの中に仕掛けをいれていきます。 
カウントゲームの効果か、 
全体で息を合わせて動くのがとても上達しています。 
やりとりの演技については 
山口さんから問いかけがたくさん出ます。 
こうだからこうしてくださいでなく 
こんな感じの時はどうしますかという問いかけから 
演じ手が自分で実感の持てる答えを出して演じていきます。

創作がドンと前に進みました。 
いいペースですね。 
みなさんが頑張って台詞を覚えてきているからこそ 
山口さんも心置きなく演出できるのです。 
このペースで創作を進めていきましょう。