2014年2月26日水曜日

練習あるのみ!!

2月25日(火) そよ風ペダル(沢)

こちらももちろんはじめてのクラス。
スポーティーな印象で、稽古開始前からメンバーがわっと集って、わっと机を片付け、準備に取りかかっていました。そして、台本の読み合わせもはじまるなど、作品創作が進んでいる印象でした。














さて、まずはボールを使った運動から。テンポのいい音楽に合わせてボールを使ってリズムよく運動していきます。後半の作品の稽古でわかったことですが、今回はリズムやテンポがとても大事なようです。ですので、大事な時間のように思いました。
ボール運動が終了し、ストレッチと発声へ。最後には『あ!』という声だしを全体で合わせようとしましたが、なかなか上手くいかず。全体のチームプレーも磨いていきました。


舞台配置を設定し、立ち稽古へ。今回より台本の追加もありました。
二回程立ち稽古を行い、各自感触を掴んでいきました。
筒井さんより『今回は練習あるのみ!』という言葉が繰り返されていましたが、各自なかなかのセリフ量ですし、台本のボリュームもかなりあります。とにかくまずはテンポ良くセリフが発せられるようになるところからのようで、しばらくは何回も何回も稽古を繰り返していくことになりそうです。

















原作者も交えて作品に向き合う。

2月25日(火) 恍惚一座(沢)

はじめての高槻シニア劇団でした。
メンバーは13名。とても多く、出席率も高いです。

メンバーの1人と机を片付けてから稽古スタート。ところどころ僕も混ざらせてもらって、ラジオ体操、発声、ミニゲームを行っていきました。


30分程経過し、台本稽古へ入っていきました。
山口さんより、いつもより空気がまったりしているという指摘があり、みんなでその原因を探りました。「今日はあったかいからかな」ということに落ち着きましたが、メンバーの朝ご飯を聞いてから稽古をスタートすることに。いつもやっていることなのかはわかりませんが、自分の体と、胃の中に入っている朝ご飯を想像することで、なんだかスッキリとした気分になりました。


まず。
メンバーから、原作者のお話を聞きたいと声が上がったようで、稽古場に来られていた原作者より、どのように作品を立ち上げたかに関するお話がありました。その辺のイメージも持ちながら、読み稽古へ。
先週よりかなりテンポよく、そしてストーリーが汲み取れるようになっていたとのことです。



後半は舞台の配置を仮決定し、立って演じてみることになりました。
台本がより立体的に現れ、見ていても雰囲気が伝わってくるようになりました。
次回からは、椅子から立つタイミングや、小道具(額縁を使用するそうですよ)を想定しての稽古になっていきそうです。



2014年2月22日土曜日

豊かな気付き。

2月18日 そよ風ペダル

今日の稽古は諸事情ありまして、
役者さんが一人降板することになりました。
以前にもこのブログで書きましたが、
シニア劇団の活動は当たり前の生活がある上で成り立つ物です。
生活の変化により、演劇を続けられなくこともあります。
基本の生活があり、それを少し豊かにしてくれるのが演劇であり、文化芸術だと思っています。
それは劇団員だけでなく、その周りの方やできあがった作品をご覧になった方。
文化とはいったいなんでしょう。
例えば日本人は箸で料理を食べる訳ですが、
他の国に行けばそうではないわけで。
これも一つの文化のかたちです。
そこには物を食べる時のこだわりがあり、
綺麗な食べ方とそうでない食べ方が明確にわかれています。
何気なく行っている事ですが、
それが文化というか、特別な事なのかと気付くと
途端に普段の生活が素敵な物に感じられてきませんか。
シニア劇団に関わって得られることが、
こういった何気ない営みに豊かな気付きを生み出す物であれば、そんな思いを抱いています。

今日の稽古は筒井さんが今までの脚本を書き直しされたので、
変更点を確認しながら、新たなセリフや段取りで立ち稽古に望みます。
降板ということへの戸惑いもきっとあることでしょう。
しかし本番は待ってはくれません。
幕は必ず開きます。
それに向けて私たちは最大限の準備をおこなっていくだけです。
うまく言えませんが、出演されるかどうかと、
そよ風ペダルという劇団の一員であるかどうかは、
また別のものであるように思います。
だからこそ、なお一層良い作品を目指して前進していくのです。



疑問点を共有する。

2月18日 恍惚一座

毎回、ラジオ体操、発声、インプロゲーム、カウントゲームと、定番のワークでアップをしています。
回を重ねるごとにみなさんだんだんと腕を上げています。
わかりやすくは、カウントゲームでしょうか。
数字を同時に言わないように、とりあえず30まで言うという課題。
前回、今回と30の瞬間に同時に言ってしまっていますが。
そういう事ではなくて、やっている間に流れる雰囲気が。
それはみなさんがどのように集中しているかが
見た目に明らかに変わってきている。
例えば失敗した後の切り替えの早さであるとか。
失敗する事がさして問題ではないと気付きはじめたことが重要です。
失敗することなど、前提条件です。
その事より、瞬時に切り替えて集中を途切れさせないで続ける事のなんと大切な事か。
そして何となく、みなさん同士がお互いの傾向を把握しはじめたように感じます。
長く間が空いた時に切り込んでいく人この人で、
絶妙なタイミングでフォローする人はこの人で
リズムよく続いた時はこの人がキャッチボールしていて。
つまりはチームの形が明確に見えてきているように思います。

今日の脚本ワークは本稽古に入る最終段階という感じでした。
つまりは役者さんが脚本を読んでの疑問点の擦り合わせです。
セリフの意図が何処にあるのかを演出家である山口さんと役者さんの間で共有していきます。
例えばそれは、セリフを言っている対象を変える事で解消される問題であったりします。
そうだはなくて、まさに演出家もどうするかを悩んでいるところでもあったりします。
大事なことは解決される、されないに関わらずこの場で話し合いにのぼったということでしょう。
これがあるかないかによって、この後のワークでの演出家と役者、また脚本家も含めて
同じ場で創作活動ができるかどうかに関わります。
創作方法もその結果の作品の仕上がりも変わってくるでしょう。
来週からは本格的に作品創作の稽古が始まりそうです。
どんな作品に仕上がるでしょう、楽しみです。

2014年2月15日土曜日

駆け足でじっくり。

2月11日 恍惚一座

前回配役が決まりましたが、
その読み合わせや、そこで出た山口さんからの
演出プランに合わせて、さらに脚本が書き直されました。
その上での配役での読み合わせ。
さらに加えて、参加者さんのひとりが
録音機械を持ってきてくださり
読み合わせを録音してもらいます。
持ち帰って編集してセリフを覚えやすいように
みなさんに配るとのこと。
気づけば本番までの稽古数も限られているわけで、
協力しながら駆け足で
しかしなお丁寧に創作に取り掛かります。
今日の読み合わせでは、
山口さんがどこまで意図していたかわかりませんが、
色々なところでこんな風に演じられるのかという発見があり
とても面白かったです。
一度の公演を共にして、
しかしまだまだ見えていない可能性が隠れたいるのだなと感じました。
次回から本格的に立ち稽古が始まるのでしょうか。
まだまだどんな作品になっていくのか見えてきませんが、
じっくり作品と付き合っていきましょう。

2014年2月10日月曜日

シニア演劇の稽古を体験できる講座を開催!


50歳からの演劇講座
「1日体験コース」・「連続基礎コース」

演劇は「見る」だけでなく

「やってみる」と、とっても楽しい。

普段は出さない大きな声やたくさんの動きから、

今まで気付かなかった新たな自分に出会えるかも?

演劇の稽古を気軽に体験して、

楽しく元気になりましょう。

初心者でも全く問題ありません。

奮ってご参加ください。




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日   時   1日体験コース(全1回 2クラス)

        2月1日(土) 

        午前クラス:10:30〜12:30
                        午後クラス:14:00〜16:00


        連続基礎コース(全7回 3クラス)

        2月8日〜3月22日(毎週土曜日) 

        午前クラス:10:30〜12:30
                        午後クラス:14:00〜16:00

        2月10日〜3月24日(毎週月曜日)

        午後クラス:13:00〜15:00

                        
※両コースへの参加も可能です










場   所   左京西部いきいき市民活動センター 

定   員   各クラス8名(6名以上で開講)

対   象   50歳以上の方(経験不問)

参 加 費   1日体験コース1000円/連続基礎コース6500円
        ※両コース参加は7200円

持 ち 物   動きやすい服装と靴

申 込 先  左京西部いきいき市民活動センター(℡:075-791-1836
     午前10時~午後9時/日曜日は午後5時まで
       火曜日,年末年始(1229日~14日)休み    


講   師
細見顔.jpg細見佳代(ほそみ かよ)俳優・演出家


龍谷大学、大阪産業大学非常勤講師。演技WSの他、高齢者や障害のある方との作品作りを行う。個人の歴史を元にした異世代交流アートプログラム「わたしの道プロジェクト」を実施中。


2014年2月7日金曜日

日常がリンクする。

2月4日 そよ風ペダル

追加脚本が届き先週のシーンと共に追加シーンの稽古です。
先週から物語は本筋を離れて、新たな展開を見せ始めました。
今回の追加で全く関係ないお話の要素が増えて
より物語が現実生活に引き寄せられています。
しかし二重写しでうっすらと
ワーニャ伯父さんの世界が透けて見えます。
もっと言ってしまうならば、
ワーニャ伯父さんの中のキャラクターも
物語世界を日常として生きているわけで
今の脚本で描かれているキャラクターたちが
ワーニャ伯父さんのセリフから離れて
日常が描かれれば描かれほどに、
普通のやり取りをしている会話が
逆にワーニャ伯父さんという
作品が抱えている主題とリンクし始めます。
ワーニャ伯父さんのセリフを派手に演技するとして
(まだまだ派手にしていこうと貪欲に模索しています)
普段の日常のやり取りをどこまで自然体でテンポよく、
まるで演技していないかのように演じられるか。
どちらかと言うと、そよ風ペダルの皆さんは
本人のままで舞台に立つということに
度胸から来るのかなんなのか、
得意とするところがあります。
だからこそ、より自然体で会話をするということを
明確に自覚して(技化して)いくことが求められる気がしました。
複雑な構造の作品ですが、やりがいがあります。
ワーニャ伯父さんの長いセリフは覚え始められています。
貪欲に稽古をして良い作品に仕上げましょう。

2014年2月5日水曜日

配役決定。

2月4日 恍惚一座

一週のお休みあけです。
体操、発声、ゲームの基礎ワークを終え
今日はついに配役決めになります。
山口さんが考えてこられた配役で
一度読み合わせをしてみます。
何かしらの実感が得られたようで、
変更なしで配役が決まりました。
その後一部脚本の直しが入ります。
今回の脚本は朗読していくという前提で書かれていました。
しかし、せっかくの発表の機会です。
会話をするようなセリフまわしもあるので
実際に脚本をはずして演じることを目標にすえるようです。
動きをつけるということで、
動きで表現できるところはそちらを優先し
言葉にしなくても分かるところをカットしていきました。
来週からおそらく本格的な稽古がはじまります。
どんな作品に仕上がっていくのか楽しみです。