1月7日 そよ風ペダル
公演に向けて脚本執筆と作品創作が同時並行で進んでいます。
今日は追加のページが届きましたが、その前の段階の稽古を。
次回作では年末まで取り組んでいた
ワーニャ伯父さんを扱って作品が形づくられます。
役者さんそれぞれにワーニャ伯父さんの中から長めのセリフが割り当てられていて
今日はそのセリフをテンポよくかつ以前取り組んでいた派手な演技で演じてみようと。
一人ずつ発表して筒井さんからそれぞれにポイントやアドバイスが提案されます。
作品の中でワーニャ伯父さんを演じている部分と
作品の役柄として会話をしているところ明確に演じ分けるための稽古になります。
長いセリフの多い脚本というのが少なくなってきています。
「最近の若い役者さんは長いセリフを扱うのが下手になってきた」
と筒井さんから。
そんな中で長いセリフを正に聞かせるということができたなら、
とても高い技術を身につけたことになります。
勝手な印象ですが、この技術はシニア世代の方が得意とするところなのではないかと感じます。
その根拠は提示できないのですが。
有体に言えば、過ごしてきた年輪によって味のある発話になっていくからと言うことかもしれませんが。
年末に脚本を渡されていたので、中にはすでにある程度セリフを覚えている方がいて。
そんな場合は実際にプロンプをつけて脚本を離して演じてみます。
筒井さんからプロンプターのコツを。
脚本に目線を落としていると、セリフが詰まったかどうかを声で判断しないといけなくなります。
それだと一瞬の間が生まれてしまうので、
目線は演じ手の演技に向けておいて脚本高めに持ち
演じ手の表情を察知してプロンプを入れる。
言ってしまうならば、プロンプターもある程度は脚本を覚えてしまっているのでしょう。
ひとつ勉強になりました。
本日は一人語りの発表を全員分取り扱うことで稽古終了です。
次回から改めて脚本稽古が開始されるでしょう。