2013年9月15日日曜日

脚本解釈とプロンプと

9月10日 そよ風ペダル

ワーニャ伯父さんの2幕の始まりを復習してテーマを出しての話し合い。
以前の話し合いでは自分に置き換えての体験談や、
そのテーマに対する考えを発表するという感じでした。
しかし最近の話し合いは、自分の実感の持っていることからの発表ということは変わりませんが
脚本の中でなにが描かれているのか、役柄が何を感じているのかといったことがよく話題に上ります。
言ってしまうなら脚本解釈をしているようです。
役者さんの発想で作品とつきあっている。
その解釈が正しいかどうか、作家の思想とあっているかは問題ではありません。
自分で考え想像することが大事です。
考え決断していかないと、演じる拠り所はないわけですから。

今日は初見のつづきのシーンをプロンプターで遊びました。
プロンプターとは脚本を持っていて、役者が台詞につまったときに次の台詞を言う人のことです。
役者は台詞を覚えていませんが脚本を持たず舞台に出て行く。
しかしその役者のすぐ横にはプロンプターが影のように付き添っていて。
台詞を全て言ってくれるのでそれを聞いて役者は演技を続けていく。
いろいろ起こってかなり面白かったのですが。
その面白さに自分で笑ってしまってプロンプができなくなったり。
こちらもまた次回公演のひとつの仕掛けとして使うので
詳しく何が起きたかは解説できませんが。
プロンプにも上手い下手があるという発見は興味深かったです。
かなり面白い仕掛けになりそうです。