2013年7月27日土曜日

脚本解釈と実体験。

7月23日 そよ風ペダル

ひきつづきワーニャ伯父さんにつきあっています。
新しいページが追加されつつ、先週のシーンの復習。
前回と同じ三人チームで少し練習して発表。
それぞれのチームの発表後に筒井さんから見ていての気づきを。
あるチームに言われたことは、みんなの中で共有され次のチームにも積み重ねられます。
ト書きに書かれている間で、どのように話が切り替わったことを表現するか。
自信がないとうセリフがあって、役の人物は本当に自信がないのか。
自分ならどうだろうという問いかけが議論を呼びます。
曰く、男の人はそう言ってそんなことないよと褒めてもらい自信をつけたい。
女は自信がないときは口に出さず、なんとかしようとすでに動き始めている。
セリフの中の得体のしれない食べ物ってなんだろう。
きっと高級品なんだとして、そんな食べ物を思いつきますか?
フォアグラ、はちのこ、チョロギ、イナゴ、パクチー。
声を相手にどのようにかけるか。
しゃべり出しは相手にかけているが、話が盛り上がってくると自分で自分に言っている現象も出てくる。
声を相手に届けるか、自分にかけるか、両方にかかっているのか。
声をどこに落とすかを明確にしていきたい。
脚本の解釈次第でこの落としどころが変わってきます。
脚本解釈の気づきを共有しながら演技のことを考えつつ
セリフの実感をこめるために体験の振り返りを話し合って盛り上がりました。
脚本を持ってセリフをしっかりしゃべるそよ風ペダルのみなさんの声というのもなかなか興味深いものがあります。
公演の時の演技とは別のものが見えてきています。