2011年12月7日水曜日

意識をきりかえる。

高槻シニアプレワークショップの山口茜さんのクラスが始まりました。
講師紹介をすませ、さっそくワークに入ります。


まずは円になって自己紹介がてらこのワークでの呼んでもらいたい名前を発表していきます。
その名前を三周ほどまわしてみんなで呼んでいって
名前を呼ぶワークの始まりです。

まず誰かが名前を呼びます。
呼ばれた人は両隣のどちらかをタッチします。
タッチされた人はまた誰かを呼びます。
この繰り返しです。
人から呼ばれてタッチをしないで
すぐに誰かを呼んでしまったりといったミスをしてしまいます。
名前を呼ぶこととタッチの切り替えがなかなか難しいワークでした。

意識を切り替えるというのが案外に難しいと感じるワークが多かったように思います。
他にそれぞれの人のポーズを決めて
みんなでリズムを作って
そのリズムに乗せて自分のポーズをして
次に誰かのポーズをする。
ポーズをされた人はまた自分のポーズをして
誰かにポーズを渡す。

数字を一から回して7のつく数字と7の倍数で
逆回りにするワーク。

「ミーチャの命令です」と言われて出された指示にだけ従うワーク。
例えば「ミーチャの命令です、歩け」と言われれば歩いていいのですが
何もなしで「止まれ」と言った場合は止まってはいけないのです。
途中でミーチャの命令を出すのを山口さんから参加者さんに譲られました。
「ミーチャの命令です。ものを拾って」
皆さん拾う。
「ポケットに入れて」
皆さんポケットにしまう。
しまった瞬間に「わー、やられたー」と。
ファインプレーでした。

自分の中での意識の切り替え。
相手に何かを渡す、受け取る。
全体の流れを感じてそこに参加しておく。

 

ファインプレーが生まれたところで少しの休憩をはさみ
三人組にわかれてのエチュード、即興芝居をしました。
役者さんそれぞれにお互いに内緒で設定・目的を与えてエチュードをしました。
例えばその設定・目的というのが
カニバリズムの夫婦で家に来る人を
食事を出して風呂に入れ家に泊めて
夜に食べてしまいたいのと
夫婦に対してとにかく布団を売る契約をとって
すぐに会社に戻って販売成績を上司に報告したいセールスマンの設定。
山口さんの設定の発想にも関心しましたが
それを演じる皆さんのやり取りが本当に面白くて
笑いが止まりませんでした。
おそらく設定・目的がそれぞれの人物で葛藤を生むようになっているので
それぞれの目的の押し引きが笑いを生んでいるのではないかと感じました。
シニア世代の即興の魅力。
新たな発見をしました。




演劇のいろんな要素が詰まったワークでした。