2011年11月16日水曜日

作品構成、決まる。

筒井さんによるワークも6回目となりました。
最終日に向けて作品作りも佳境に入ってきました。
体操と発声のアップを済ませ、
今日はいつもより長く会話のワークに時間を割きました。


それぞれのチームに分かれての稽古風景。

葬儀の送迎バスにて。
携帯を持つ持たないという話から
「旦那さんに愛されているのよ」というところに話がまとまっていく。


電車の中にて、七五三帰りの家族。
駅名を聞き間違えて「バナナ、バナナ」と真ん中で騒いでいる男の子。
たっちゃんと名づけられましたが、かわいらしさに人気を博しました。

家族の朝食の風景。
テレビのボリュームや野菜の皮に栄養がある話。
にぎやかな朝の風景がなんとも微笑ましく感じます。

 
バスを待つ隣同士に座った二人。
知り合いではない二人に何気なく宗教の勧誘についての会話が生まれる。
バスが来て立ち上がる二人の感じが何とも言えず印象的でした。


 

お寺さんからの帰りの会話。
お寺の住職さんが代がわりしたそう。
これと言って何を語っているわけではないけれども、妙に気になるものがありました。

とある劇場の開演前のお年寄りの会話。
鳥の形のチョコレートを人からもらってそれがどこで売っているか知りたいと。
きっと教えてくれないでと返答され、鳥のチョコレートがどんなものか気になります。


 

これもとある劇場にて。
幕間に突然後ろに座っていたお客さんに芝居中足がお尻にあたっていたと怒鳴りだす人。
そこに関係ないお客さんが「そういう人は知識が無いんですわ」と絡んでいく。

ワークを重ねてきてたくさんの会話のシーンがそろいました。
最後に筒井さんからそのシーンをどう繋げていくかの発表がありました。
最後のパフォーマンスに向けて作品の骨格はできあがりました。
次週はその骨格に血肉をつけていく作業になります。
欲張って作品にたくさんの会話のシーンを盛り込んでいます。
果たして全体を通すとどんな印象にできあがっていくのでしょうか。