2011年10月11日火曜日

初ワークショップ。

今日は、はじめての高槻シニア劇団設立のプレワークショップでした。
まずは、講師の筒井さんが時間がないときでも
これだけはするというアップについて丁寧に教えて頂きました。
ただ力を緩めて呼吸を止めないで、体の状態を自分で感じておく事に重点をおかれていました。
引き続き体を使うワーク。
二人組になりストレッチをします。
ただひとつルールとして、ストレッチで押す方が質問をし、押される方が答える。
つまり、会話をしながら二人でストレッチをおこないました。
途中、筒井さんから話の内容だけでなく会話しているときの相手の声も
聴いてみてくださいという声かけがありました。
ストレッチを終え少しの休憩を挟んで、参加者の皆さんに壁側に座ってもらいます。
稽古場に発表をするステージ空間ができあがります。
先ほどストレッチをおこなった二人組でみんなの前に立っての他己紹介。
他己紹介、つまり先ほど聴いた相手の話を自分のこととして
「私は(相手の名前)です。私は・・・」といったように相手を紹介していくワークです。
ルールとして、言葉がでないときは迷って出る「ええっと」などの言葉はださず
そんな時は黙って間を取る。
ストレッチしている時に聞いた声の感じや印象を思い出しながら、しゃべるスピードや抑揚をまねてみる。
皆さん大変いきいきとして、堂々と前に立ち発表されていくのに感心しました。
みなさんの発表を終えた後の筒井さんのお話が印象的でした。
相手の全部を自分が背負い、私として相手の事を伝える。
それは物語で表現されている登場人物のことを背負って舞台に立つという意味で、それが演じる事に通じている。
またもう一つのの話として間を恐れない事の重要性について。
人前に立つと何かをしなければという思いから焦ってしまい動いてしまうが
逆にその時、動いているだけで見ている人にとって何かを伝える事にはなっていない。
誰もいないステージにただ出て行くだけで演劇がはじまってる。
だからそこに堂々と立っているだけでも伝わる事がある。
少し筒井さんの演劇への眼差しに触れた気がしました。
参加された皆さんもいろんなことを感じられたワークになったのではないでしょうか。
最後に宿題が出されました。
自分の関わっていない印象に残った会話を拾ってくる。
さて、次回はどんなワークになるのか楽しみです。